ショーン・コネリー、歴代ジェームズ・ボンドがそろう「007」50周年記念式典への出席はなし!
初代ジェームズ・ボンドとして知られ、現在は引退しているショーン・コネリーが、2012年に開催が予定されている「007」シリーズの50周年記念式典へ出席しないことを明言したとNews of the World紙が報じている。製作が難航していた最新第23作の公開が決まったばかりだっただけに、今回のニュースに落胆したファンも多いかもしれない。
News of the World紙によると、ショーンは心臓に持病を患っていることから、式典への欠席を決定した。式典では、ショーンからダニエル・クレイグに至るまでの歴代ジェームズ・ボンドが顔を合わせ、それに合わせたイベントも企画していたらしく、MGMの担当者も落胆を隠せない様子。関係者は「ショーンは、記念式典には欠かせない人物であることに間違いないよ。彼の気持ちが変わることを祈るばかりだ」とコメントしている。
「007」シリーズはイアン・フレミングのスパイアクション小説を原作にしたシリーズで、ショーンは、1962年の映画『007/ドクター・ノオ』のジェームズ・ボンド役を演じて大ブレイク。その後も1967年の映画『007は二度死ぬ』までのすべてのシリーズ作品に主演し、初代ジェームズ・ボンド役として知られるようになった。その後も、映画『007/ダイヤモンドは永遠に』『ネバーセイ・ネバーアゲイン』で断続的にジェームズ・ボンド役に復帰している。
ショーンの後は、ロジャー・ムーア、ティモシー・ダルトン、ピアース・ブロスナン、ダニエル・クレイグといった当代を代表していた役者がジェームズ・ボンドを引き継ぐ形でシリーズ作品が制作されていたが、製作会社であるMGMの経営難もあり、2008年の映画『007/慰めの報酬』を最後に、新作の製作がスタートすることはなかった。
そんな中で、今年に入って突然シリーズ23作目の製作が決定。ジェームズ・ボンド役は前作からダニエルが続投し、ハビエル・バルデムが敵役のオファーを受けていることでも話題となっている。公開はシリーズ50周年の節目となる来年11月を予定している。