岩井俊二『リリィ・シュシュのすべて』でデビュー!アンニュイ系イケメン・郭智博、好みの女性はアンジェリーナ・ジョリー
映画『心中天使』に出演している郭智博に、作品やプライベートについて直撃インタビュー。今まであまり語られることのなかった恋愛観や私生活での素顔を明かしてくれた。
『心中天使』は、塚本晋也、片岡礼子主演の『溺れる人』が高い評価を受けた一尾直樹の監督第2作。それぞれ異なる場所で暮らす面識のない男女3人の物語を軸に、現代社会における人間関係とコミュニケーションの希薄さが描かれる。主人公の一人であり、別れた妻子と離れて暮らす会社員ユウを演じた郭は、「バツイチの子持ちという役柄は初めて。でも、その点を特に意識し過ぎることはなく演じられました」とナチュラルな気持ちで役に向き合えた様子。抽象的なシーンも連続し、独特の展開で観る者を引き込んでいく同作だが、「一つ一つのシーンを突き詰め過ぎることはせず、感覚的に演じました。現場の雰囲気が自然に演じさせてくれる部分もありましたね」と撮影を振り返る。
劇中のユウは現在の恋人に対して冷たい態度を見せたりもするが、「そこは僕自身とは違うところですね。女性に厳しく当たることはないです(笑)」のだそう。ただし、持ち前のアンニュイな雰囲気がそうさせるのか、女性からは「怖い人」と思われることが多いらしく、「ただ暗いだけで怖くはないです。一度親しくなったら、結構グイグイ行く面も見せますよ!」と弁明。ちなみに、好きな女性のタイプはアンジェリーナ・ジョリーとのことで、「セクシーな唇が好きですね。『Mr.&Mrs.スミス』のときなんて最高です」と告白し、誰もが認める世界一セクシーな女性を理想像として挙げていた。
『リリィ・シュシュのすべて』で映画デビューし、『花とアリス』で蒼井優と鈴木杏から思いを寄せられる男子高校生を好演していたころからのみずみずしさは変わらぬまま、大人の男の魅力も増してきた郭だが、当面の目標は「若手俳優といわれる人たちの中で注目される存在でありたい」とのこと。「ゆくゆくは海外の作品にも出てみたいですね。アメリカでも、ヨーロッパでも、アジアでも……」とも語り、さらなる飛躍を予感させた。
映画『心中天使』は渋谷ユーロスペースにて公開中、2月19日より名古屋シネマテークほか全国順次公開