『ヱヴァ』『イノセンス』の作画監督・黄瀬和哉が監督デビュー!1週間の限定上映!
映画『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』『イノセンス』など作画監督を務めたアニメーターの黄瀬和哉が、映画『たんすわらし。』で映画監督としてデビューすることが明らかになった。本作は文化庁平成22年度若手アニメーター等人材育成事業(若手アニメーター育成プロジェクト)参加作品の一つとして制作された。
黄瀬といえば、押井守監督の映画『機動警察パトレイバー THE MOVIE』をはじめ以降、押井作品だけでなく庵野秀明監督の「エヴァンゲリオン」シリーズなどでも作画監督を務めたアニメーター。本作は、たんすから現れた6人の子どもたちを突然抱えることになったのえる(CV: 能登麻美子)の日常を描いた約25分の作品で、ほのぼのとしたドタバタ日常コメディーだ。制作現場に多くの若手を登用する若手アニメーター育成プロジェクトの参加作品にも関わらず、その出来栄えは初監督作品とは思えないほど。黄瀬が、押井、庵野といったアニメ監督と共に仕事をしてきたことも関係しているのかもしれない。アニメーション製作は、黄瀬が取締役を務めるProduction I.Gが担当している。
本作を含む同プロジェクト参加作品は、3月5日からティ・ジョイ系の映画館にて1週間限定で上映される。加えて、3月には毎日放送にてテレビ放送されることも発表。同時上映される作品は『キズナ一撃』『おぢいさんのランプ』『万能野菜 ニンニンマン』の3作品で、どれも違った魅力のある作品群だ。すでに予告編はYouTube、ニコニコ動画上で公開されており、わずか1分12秒という時間ながらも、各作品の勘どころをつかんだ紹介をしている。
本作以外の3作でも、監督や声優には有名どころがそろっており、若手育成を目的としたプロジェクトだと思って、見逃すと痛い目を見る? これらの作品に参加した中から次世代を代表するアニメーターが現れるかもしれない。
「若手アニメーター育成プロジェクト 3 月特別限定上映」は3月5日~11日に新宿バルト9ほか全国8か所のティ・ジョイ系映画館で上映