木村佳乃、ブルーリボン賞受賞で感涙!夫・東山紀之も「すごく喜んでくれました」
第53回ブルーリボン賞の授賞式が15日、都内で行われ、各賞受賞者が華やかに登壇した。中でも映画『告白』で助演女優賞を受賞した木村佳乃は、「今日ほどうれしい日はない。いろんな思いがこみ上げてきて……」と感激のあまり涙を流した。昨年結婚した夫・東山紀之も今回の受賞を「すごく喜んでくれました」(木村)。また、ベールに包まれた新婚生活について「ちゃんと地道に生活しています」と明かす場面もあった。
同賞は在京のスポーツ紙7社を中心に映画担当者で構成された東京映画記者会が主催する映画賞。毎回、授賞式のMCを昨年の主演男優賞&主演女優賞の受賞者が務めることになっており、今年は笑福亭鶴瓶(『ディア・ドクター』)と綾瀬はるか(『おっぱいバレー』)という異色コンビが実現。マイペースだが鋭いツッコミを入れる鶴瓶に、終始“天然”な綾瀬の掛け合いが、授賞式を大いに盛り上げた。普段はあまりプライベートを語らない木村から、自然に新婚生活の話を聞き出すあたりも鶴瓶ならでは。各登壇者もリラックスした様子で、さまざまな秘話を披露した。
映画『キャタピラー』で2度目の主演女優賞を受賞した寺島しのぶは、「撮影中、若松(孝二)監督が耳元で『賞を取ってね』って(笑)。聞かないようにしていたが、知らないうちにプレッシャーがかかってしまい、高熱、じんましん、悪寒、血尿と本当に大変だった」と述懐。その苦労の甲斐あって、第60回ベルリン国際映画祭の銀熊賞(最優秀女優賞)を受賞したが、今度は寺島本人の中に「ベルリン取ったら、日本では賞もらえないな」という思いがあったのだとか。それだけに今回のブルーリボン賞受賞は、「信じられないくらい、うれしい」と驚きと喜びに満ちた結果となった。
ちなみに寺島は、映画『ハッピーフライト』で綾瀬と共演。「だから今日は綾瀬さんが司会だと聞いて、心配で心配で……」と授賞式以上に綾瀬の司会者ぶりが心配だった様子。その心配が的中し(!?)、綾瀬は寺島の名前を「てらじま」ではなく、「てらしま」と言い間違え。すかさず寺島がツッコミを入れ、綾瀬は平謝りだった。受賞作品と受賞者は以下のとおり。
【第53回ブルーリボン賞】
作品賞:『告白』(中島哲也監督)
監督賞:石井裕也監督(『川の底からこんにちは』)
主演男優賞:妻夫木聡(『悪人』)
主演女優賞:寺島しのぶ(『キャタピラー』)
助演男優賞:石橋蓮司(『今度は愛妻家』『アウトレイジ』)
助演女優賞:木村佳乃(『告白』)
新人賞:生田斗真(『人間失格』『ハナミズキ』)
新人賞:桜庭ななみ(『書道ガールズ!!-わたしたちの甲子園-』『最後の忠臣蔵』)
外国作品賞:『第9地区』(ワーナー・ブラザース映画/ギャガ・コミュニケーションズ)