深田恭子、不倫におぼれるヒロインに!謎めいた魔性の女を熱演!
ベストセラー作家・東野圭吾の「夜明けの街で」が、岸谷五朗と深田恭子をメインキャストに迎え、映画化されることがわかった。同名タイトルとなる映画『夜明けの街で』で深田は、上司と不倫関係にある魔性の女を演じ、その上司を主演の岸谷が演じる。深田は「不倫という愛の形は共感できない」としながらも、本作では自身の新境地を開くべく意欲的に取り組む様子を見せている。
『夜明けの街で』は、120万部を突破した東野圭吾の同名小説の映画化。「不倫」という甘い背徳のわなにはまる男女の愛を描いた物語だ。偶然の出会いから愛が芽生え、秘密の関係を続ける2人に、15年前の殺人事件が絡み運命が変わっていくというストーリー展開を見せる。そんな本作で、妻子を愛しながらも部下に惹かれてしまう主人公・渡部を演じた岸谷は、「自身の役をまっとうする上で大変なことがたくさんあるので、じっくり一つずつ丁寧にやっていきます」と意気込みを語った。また、本作のヒロインで岸谷がホレてしまう仲西秋葉役の深田については、「すごく役に同化されていると思いました。これはとても凄いことですよね」と絶賛! 謎めいた複雑な役柄を魅力十分に見せる深田を手放しで称賛した。
一方の深田は、自身が演じる秋葉は本当に意思が強い女だといい、「不倫という愛の形は共感できないので応援はできませんが、秋葉の心のせつなさや愛の強さを表現できればと思っています」と持論を展開しながらも役への意欲を表した。そして、本作でメガホンを取る若松節朗監督について「新しい深田恭子を出そうと、あらゆる方向から向かってきていただいているので少し怖くもありますが、できる限り監督の要望に応えられるようついていけるよう取り組みたいと思います」と熱演を宣言! 若松監督が深田に対して「アイドルを脱皮した大人の女の演技をものすごく期待しています」と送ったエールに応えようとする深田の新境地に期待大だ。
これまで映画『沈まぬ太陽』や『ホワイトアウト』など骨太作品を手掛けてきた若松監督だが、「ハラハラ、ドキドキ、ウキウキするような不倫を描いて、決して深刻ではない、楽しいエンターテイメントにして行きたい」とラブ・ストーリーである本作のイメージを明らかにした。東野原作の中では比較的ミステリー要素が少ない本作で、深田だけでなく若松監督も新たな手腕を発揮してくれそうだ。撮影は都内近郊で行われており、3月中旬にクランクアップを予定している。
映画『夜明けの街で』は今秋公開予定