『グリーン・ホーネット』ミシェル・ゴンドリー監督、有名SF小説の映画化を企画中!
映画『グリーン・ホーネット』『エターナル・サンシャイン』のミシェル・ゴンドリー監督が、映画『ブレードランナー』の原作者として知られるフィリップ・K・ディックの代表作「ユービック」の映画化を企画していることを明らかになった。現在も複数の企画を抱えている売れっ子のゴンドリー監督だが、本人の口から発表されただけに実現の可能性は高そうだ。
ミシェル・ゴンドリー監督の新作映画『グリーン・ホーネット』写真ギャラリー
フランスの映画情報サイトALLOCINEによると、パリで行われたイベントに出席したゴンドリー監督は、フィリップ・K・ディックのSF小説「ユービック」の映画化する意思があることを明言。だが、往年のテレビシリーズを劇場版リメイクした映画『グリーン・ホーネット』が日本でも公開されたばかりのゴンドリー監督は、すでにドキュメンタリーやアニメーション作品を含む複数の企画を進行させており、「ユービック」の製作開始にはまだ時間が掛かりそうだ。
それでも、監督本人の口から企画の存在が明らかになっただけあって、実現の可能性は高い。ゴンドリー監督が脚本や原案を務めた映画『エターナル・サンシャイン』『恋愛睡眠のすすめ』にはSF的な発想も存分に盛り込まれているおり、そんなゴンドリー監督ならば、予知能力者たちの戦いが一つのキーとなるディックの原作を映画化する際にも原作のエッセンスを損なうことなく表現してくれそうだ。
SF映画の金字塔『ブレードランナー』の原作者として有名なディックだが、ほかにも映画『マイノリティ・リポート』『トータル・リコール』などの原作も務めている。その独特の世界観に基づいた作品は死後30年近くが経過した今でも評価されている。