映画『キック・アス』のマシュー・ヴォーン監督、中高年ヒーローたちが主人公の新作グラフィック・ノベルを映画化へ
映画『キック・アス』のマシュー・ヴォーン監督が、次回作として、イギリスの名物司会者ジョナサン・ロスが手がけたグラフィック小説「ジ・ゴールデン・エイジ」の映画化を企画している。ロスは長年イギリス国営放送BBCの番組などで活躍した司会者で、グラフィック・ノベル好きとしても知られており、2010年に自身で書いたコミック「ターフ」を発表。今回の「ジ・ゴールデン・エイジ」は新作となる。
グラフィック・ノベル「ジ・ゴールデン・エイジ」は、引退したスーパーヒーローたちが世界を救うために再び戻ってくる物語。最近では、映画『エクスペンダブルズ』や『RED/レッド』など、中高年俳優たちが結集したアクションものが人気を呼んでいるが、ヴォーン監督もこの流れを受けて映画化を企画。デッドライン・オンラインによると、ヴォーン監督は新作にクリント・イーストウッドやジャック・ニコルソン、ウォーレン・ベイティら名俳優たちに出演してもらいたいと考えているとコメント。「素晴らしい俳優たちの多くが、今は脇役を担っている。彼らに再び主演を演じてもらって、楽しんでもらいたいんだ」と語っている。脚本は、ヴォーン監督が『キック・アス』や映画『X-メン:ファースト・クラス(原題) / X-Men: First Class』でタッグを組み、原作者ロスの妻でもあるジェーン・ゴールドマンが候補に挙がっているが、スケジュールの都合で実現は難しいよう。同サイトでヴォーン監督は、自身が監督ではなく製作に回り、新たな脚本家を探す可能性も語っている。