衝撃的過ぎて世界では未公開の結末が日本で初公開!映画『4デイズ』はアメリカでは本編でさえ未公開
その内容の過激さからか、理由は明確にされてはいないが、アメリカでは劇場公開が見送られたサミュエル・L・ジャクソンの主演映画『4デイズ』が日本で公開されることが決まった。同作は世界10か国で公開されているが、日本で公開される本作のエンディングは過激な別バージョンになり、このエンディングで劇場公開されるのは日本が初となる。
本作は、「4日以内に米国国内の3都市に仕掛けた核爆弾が爆発する」とイスラム系アメリカ人のテロリストから突如犯行声明が出され、FBI捜査官(キャリー=アン・モス)と尋問のスペシャリスト“H”(サミュエル・L・ジャクソン)が、逮捕した犯人から核爆弾の隠し場所を聞き出すため奔走する姿が描かれる。
テロリストとFBI捜査官、尋問のプロの鬼気迫る頭脳戦はエンターテインメントとして十分に楽しめる作品だが、爆弾の在処を聞き出すための「拷問」に近い尋問シーンは観客の倫理観を問いかける問題作でもある。またテロリストが爆弾をアメリカ国内に仕掛けるというアメリカ人にとってナーバスな問題なためか、アメリカでは劇場未公開。DVD化はされているが、そのDVDの本編に収めることもためらった別エンディング(特典映像には収録)のバージョンで日本では公開されることが決まった。日本の配給会社が約3か月にもおよぶ交渉の末、このバージョンを公開することにこぎつけたのは、日本人に問題のシーンの是非を問いたかったという思いもあったという。
監督は『戦争のはじめかた』のグレゴール・ジョーダン。出演は『交渉人』『パルプ・フィクション』のサミュエル・L・ジャクソン、『マトリックス』シリーズのキャリー=アン・モス、『トロン:レガシー』『フロスト×ニクソン』のマイケル・シーンら演技派個性俳優がそろっている。
映画『4デイズ』4月9日より、銀座シネパトスほか全国公開