小惑星探査機はやぶさ、超合金で完全再現!JAXAプロジェクトチーム監修!
昨年、7年間の運行を経て、小惑星「イトカワ」の微粒子を地球に持ち帰ってくるという偉業を成し遂げた小惑星探査機「はやぶさ」が、JAXA(宇宙航空研究開発機構)はやぶさプロジェクトチームによる監修の下、「大人の超合金」シリーズとして、24分の1スケールで商品化されることが明らかになった。発売は、6月24日を予定している。
映画『HAYABUSA -BACK TO THE EARTH-』場面写真
「大人の超合金 小惑星探査機はやぶさ」は、数多くの専門資料や画像、映像から形状、彩色を検証し、JAXAはやぶさプロジェクトチームの監修を受けて実機を忠実に再現。全高約129ミリの24分の1スケールで、カラーリングからLEDによるイオンエンジンの運転状態の変化といったディテールにも目の行き届いているアイテムだ。宇宙空間への放出から、太陽電池パドルの展開、イトカワへの着陸、カプセル発射、大気圏突入まで、帰還にいたるまでの行程をすべて再現することが可能というのもこだわりを感じさせる。
ディスプレイスタンドの表面は鏡面仕上げのため、飾った際に裏側部分も眺めることができるようになっており、仕上がりに対する制作者の自信のほどがうかがえる。台座には通常のものに加えて、はやぶさが撮影した地球の写真やイトカワの写真などのフォトシートも付属している。ディスプレイの仕方にも各々のこだわりが反映されることになりそうだ。まだ、初回生産分には「1/144スケール小惑星探査機はやぶさ」が特典として付いてくる。
「大人の超合金」シリーズは、バンダイが1974年から展開している「マジンガーZ」をはじめとする超合金のロボット玩具シリーズで培った技術を利用して、実在する造形物をリアルに再現した塗装済み完成品モデル。これまでにもアポロ11号やスペースシャトル エンデバー号が商品化されている。
昨年11月にはドキュメンタリー映画が公開され、来年には豪華キャストによる実写映画も控えているなど、まだまだこれから話題になることが多そうな「はやぶさ」。ディテールの作り込みはもちろんのこと、実機を再現した本アイテムは、生みの親であるJAXAプロジェクトチームの監修を経たということもあり、全国の科学館・博物館50館に贈呈されることも予定されている。
「大人の超合金 小惑星探査機はやぶさ」は6月24日にバンダイより発売予定 価格: 2万4,150円(税込み)