サイエントロジーを脱退したポール・ハギス、理由告白の後には嫌がらせのメールが
脚本家のポール・ハギスが、トム・クルーズやジョン・トラヴォルタなどハリウッドの大物スターたちも信仰している宗教団体サイエントロジーから脱退した理由などをニューヨーカー誌で語って以来、嫌がらせのメールを受け取っている。
ハギスは2009年、約30年間信仰していたサイエントロジーを脱退。ニューヨーカー誌ではサイエントロジーを「カルト」と呼び、脱退の理由について告白する記事が掲載された。ハギスは脱退の理由として、サイエントロジー教会が同性愛者の婚姻を禁じる条例にはっきり反対しないことを挙げており、自身の娘が同性愛者であることから教会への信仰が揺らいだよう。また、教会の重役たちによる身体的暴力の疑いなども挙げている。
ハリウッド・リポーターによると、ニューヨーカー誌の記事が公になった後、ハギスのもとへは様々な反応メールが寄せられたという。「応援のメールももらったが、嫌がらせのメールも多く受け取っている。中には、本当に傷つくような内容のものもあるし、ものすごい怒りをぶつけてくるものもいる」とのこと。告白により様々な反応を引き起こすことは分かっていたそうで、「誰かにサイエントロジーを去るよう勧めているわけではなく、僕自身が選んだ選択」と、脱退は個人的な選択だったと語っている。