アカデミー賞前夜のレッドカーペットに潜入!いよいよ秒読み開始!
第83回アカデミー賞
いよいよ明日に迫った第83回アカデミー賞でレッドカーペットのセレブ入場を紹介するテレビ放映の始まる時間は現地時間午後2時半(日本では午前9:30よりWOWOWにて生中継)されるが本番前夜、明日はセレブで埋まるレッドカーペットの場所がどうなっているのか、すでに一般客は入場禁止になっている「関係者オンリー」のエリアに潜入してきた。
コダックシアターの入り口にはフェンスが立てられ警備員が目を光らせているが、そのフェンス越し見えるオスカー像とレッドカーペットのエリアを少しでもカメラに収めようと観光客たちが鈴なりになっている。
関係者パスを見せて柵の中に入ると、似たようなパスを首からさげたスタッフたちが忙しげに行き来している。話によると、今夜はほぼオールナイトだという。
コダックシアターの入り口から伸びているルビー色の大階段を下り、通路の両脇に飾られたビニール袋入りのオスカー像の間を縫ってメインのレッドカーペットに出ると、さっきスタッフの言っていた、「ほぼ、オールナイト」の意味がよくわかった。なんとまだアカデミー賞の看板もかけ終わっていないのである!
とは言ってもこれは準備が遅れているわけではない。レッドカーペットが通路に敷き詰められた後、上からビニール・カバーでくまなく覆い、その後やっとリフトなどの重機器がもちこまれて高いところにものを吊るしたり……という作業が行われる手順なのでこういう状況が生まれるのだ。
まだ床に置いてある第83回アカデミー授賞式の看板をまたぎ、ガサガサとビニール・カバーの音がするレッド・カーペットの上を歩いていくと、大手マスコミのレポーターやカメラマンが陣取る席がある。そこでは明日の本番に向けてすでに立ちレポのリハーサルが行われており、スタッフが照明やカメラの位置を決めるのに大わらわしている。
鉄骨やらリフトなどが所狭しと置かれたレッドカーペットを見ていると、「本当に明日までに準備が終るのだろうか?」とふと心配にいなるのだが、これが明日になるとまるで別世界のような華麗でゴージャスなセレブの道が完成しているのである。
明日は勝者も敗者も必ず歩くことになるこのレッド・カーペット。果たして金のオスカー像を持ってこのエリアを通ることになるセレブは一体誰になるのだろうか? 本番まであとわずかである。
アン・ハサウェイとジェームズ・フランコが司会を務めるアカデミー賞授賞式は、現地時間2月27日にコダック・シアターで開催。日本ではWOWOWにて2月28日午前9時30分より生放送される。(文・取材: 明美・トスト/Akemi Tosto)