生涯出演作100本以上、フランスの名女優アニー・ジラルドが逝去 享年79歳
アラン・ドロン主演の映画『若者のすべて』など生涯を通じて100本以上の映画に出演したフランスの女優アニー・ジラルドさんが28日にパリの病院で亡くなった。享年は79歳。晩年はアルツハイマー病に苦しんでいたという。
1931年生まれのアニーさんは映画と舞台で活躍。ルキノ・ヴィスコンティ監督やアラン・ドロンなど映画史に残る人物と同時代に生き、ヴェネチア国際映画祭女優賞や3度のセザール賞を受賞し、フランスを代表する女優だった。
私生活では映画『若者のすべて』で共演したレナート・サルヴァトーリと結婚し、1988年に未亡人となるまで、20年以上にわたって心身をサポートした。夫の死後、一時的に出演が少なくなったものの、2001年には映画『ピアニスト』の演技で自身3度目となるセザール賞を獲得。その後は積極的に映画出演を続けていたが、2007年を最後に表舞台からは遠ざかっていた。