「エヴァンゲリオン」シリーズの音楽家・鷺巣詩郎、レコードだったデビューアルバムが初CD化!
アニメ「エヴァンゲリオン」シリーズの音楽をはじめ、さまざまなメディアで活躍している作曲家・鷺巣詩郎のソロデビューアルバム「EYES」が、発表から四半世紀以上を経て初CD化されることが明らかになった。オリジナルのジャケットを可能なかぎり忠実に再現した紙ジャケット仕様でリリースされる。
鷺巣詩郎が音楽を担当した映画『劇場版 BLEACH ブリーチ 地獄篇』場面写真
鷺巣詩郎は、数々のアーティストのレコード制作に、作曲家、編曲家、プロデューサーとして参加。ほかに、映画、テレビ、アニメ、企業CM、ゲームなどさまざまな分野で才能を発揮している、日本音楽界を代表するアーティストだ。とりわけ、1995年のアニメ「新世紀エヴァンゲリオン」は、それ以降の同シリーズの音楽をすべて担当しており、鷺巣の代表作ともなっている。
今回再販されるのは、1970年代後半に発表されたソロデビューアルバム「EYES」。オリジナルはレコードだったため、これが初CD音源化となる。AOR(アダルト・オリエンテッド・ロック)やブラック・コンテンポラリー周辺のファンの間では以前より評価の高かった作品で、発表当時、鷺巣はまだ20代前半だったというから驚かされる。ジャパニーズ・ソウル「黒い雪」でリード・ボーカルを務めた須貝恵子のほか、のちにスピッツなどをプロデュースすることになる笹路正徳などが演奏で参加しているのも音楽ファンには見逃せないだろう。
国内ではスタジオジブリや北野武監督作品における久石譲、海外では映画『スター・ウォーズ』シリーズのジョン・ウィリアムズなど、映像作品において音楽家は度々注目を浴びるほど重要な存在。「エヴァ」シリーズも、鷺巣の存在が大きなものだったのは疑いのないところだろう。その鷺巣の原点ともいうべきデビューアルバムが多くの人が手に入れやすい形で再販されるのは、これまで鷺巣を知らなかった人にとっても貴重な一品となる。
鷺巣詩郎 WITH SOMETHIN' SPECIAL「EYES」は3月23日に発売 価格: 2,520円(税込み)