ブサかわ犬「わさお」、アジア6か国での上映が決定!感無量の薬師丸らのあいさつに会場も大感動!
5日、大人気のブサかわ犬の半生を描いた映画『わさお』の公開初日舞台あいさつが丸の内TOEI1で行われ、出演者の薬師丸ひろ子、甲本雅裕、鈴木砂羽、伊澤柾樹、吉永淳、嶋大輔、大沢樹生、平田満、錦織良成監督が登壇し、薬師丸が愛犬とのほろりとくるエピソードを披露したほか、本作がアジア6か国(香港、台湾、シンガポール、マレーシア、ブルネイ、インドネシア)で公開されることが発表された。
長年ラブラドールレトリバーを飼っていたという薬師丸。「近所で犬がケンカをしていると走って止めに行くので『仲裁犬』と呼ばれていた。14歳になる5日前に亡くなったのだが、自分の足でも立ち上がれなかったのに、父が庭でちょっと大きな声を出したらスクッと立ち上がって心配そうに覗いていた。犬は物言わぬ動物だけど、一緒にいればいるほど家族のことを思ってくれます」と心温まるエピソードを披露すると、上映を観終えたばかりの会場は再び感動的な雰囲気に包まれた。また本作がアジア6カ国で公開されることについても「初めはわさおとどうすれば心が通じるかと思っていたが、日を重ねるごとにこちらの気持ちを読み取ってくれて、本当に芝居をしているみたいにリアクションしてくれた。心は通じ合うんだなって撮影をしながらつくづく感じました。この気持ちが世界中に伝わって、皆さんに温かい気持ちになってもらえれば」と感無量の様子で笑顔を弾けさせた。
またほかの出演者の心にもわさおの思い出はしっかり刻み込まれているようで、鈴木が「春になっても青森では雪が降っていると思うが、わさおはどうしているかな? なんて思いをはせてしまいます」とコメントすれば、本編ではわさおの敵役として登場する嶋も「何かこの映画館わさおのにおいがしません?」と本人(犬)不在にも関わらずその存在を気にしてしまうなど、わさおの魅力が改めて伝わった舞台あいさつとなった。
『わさお』は青森県鯵ヶ沢町のイカ焼き店に実在する秋田犬で、ライオンのようなふさふさの白い体毛と個性的な顔立ちで大人気となったわさおの実話をベースに映画化した感動作。
映画『わさお』は本日3月5日より丸の内TOEI1ほか全国公開