人気の深夜アニメ枠「ノイタミナ」新作アニメの声優陣が集合!「C」は未来の可能性を担保にお金を貸す怪しい男に翻弄される大学生が主人公
4月よりフジテレビの深夜アニメ放送枠「ノイタミナ」などで放送されるテレビアニメ「C」(シー)のアフレコ収録が8日、都内スタジオで行われ、声優陣の内山昂輝(余賀公麿役)、戸松遥(真朱役)、細見大輔(三國壮一郎役)、後藤沙緒里(Q役)、櫻井孝宏(真坂木役)、牧野由依(生田羽奈日役)らが勢ぞろいした。
本作は、アニメ「モノノ怪」「空中ブランコ」などで見せた独創的な演出が話題を集める、中村健治監督による完全オリジナル作品。「お金」と「未来」をテーマに、都内で平凡な暮しを夢見る大学生・余賀公麿(よがきみまろ)が、自分の未来の可能性を担保に、お金を貸すという怪しい男に案内されてたどり着いた不思議空間「金融街」で、し烈な戦いや様々な出会いを体験する姿をドラマチックに描いている。
個性的な作品で知られる中村監督ゆえか、「あんなの初めて」と声優陣が話したのが、本作のオーディション。「お金」をテーマにした作品ということもあってか、中村監督から「3億あったらどうする?」と質問されたのだとか。それぞれの回答を聞くと、主人公の公麿を演じる内山は「他の仕事もしてみたり、なんとか暮らしていこうかな」と現実的な答えを返したという。一方、劇中で公麿のパートナーとなる美少女・真朱を演じた戸松は、「生肉が好きなので、死ぬまで食べたいです! とノリノリで言ったら誰も笑ってくれなくて傷つきました」と天然な回答をしたことを告白。後藤は「家族にお家を買います。あと、マンションを建てて家賃収入を得て、余ったら寄付します」としっかりとした計画を述べたそうで、選抜の決め手となったのかは不明だが、オーディションで選ばれたメンバーは奇しくもみな贅沢をしすぎない、堅実? な夢を語っていたという。
そんなシビアな? オーディションをくぐり抜けただけに、現場は緊張感満点の様子。主人公の同級生を演じる牧野は、「私の役は傍観者かと思っていたら、金融界の話が現実にも反映されて大変な事になるらしいです。普通の女の子みたいな役作りをしようと思っていたのに、うかうかいしてられません」と語り、それぞれのキャラクターに油断の出来ない展開が待っていることを予感させた。また、中村監督作品への出演は4作目となる櫻井は「毎回新しい映像体験みたいな作品なので、今回どんな表現をしてくださるか楽しみです」とのことで、本作も監督の仕掛ける斬新な世界観に引きこまれる作品となりそうだ。
テレビアニメ「C」は、4月よりフジテレビ「ノイタミナ」ほかにて放送開始