レイザーラモンRGのコント、観客が凍りついたまま7分続行…場内は失笑の渦!
10日、品川よしもとプリンスシアターで本格的ナイトショー「よしもとナイトクラブ STYLE!」プレビュー公演が行われ、フットボールアワーと中川家が漫才を、レイザーラモンRG&ギンナナ金成公信がコントを披露した。
本公演は、コメディークラブとバーレスクが融合した大人のための華やかなナイトクラブショー。ジャグラーやダンサー、空中アクロバットダンス、シンガー、マジシャンなど厳選されたパフォーマーたちの演目に、吉本芸人たちが繰り広げる漫才、コントが融合したどこか懐かしくて新しいコメディーショーとなっている。演出・構成は、「小堺クンのおすましでSHOW」でデビュー以来、ミュージカル、コンサート、博覧会など多方面で活躍を見せる菅野こうめい。本公演でも音楽的センスと都会的なテンポの良さ、そして笑いが見事に組み合わさったゴージャスなショーが繰り広げられ、満員の観客はすっかり魅了されていた。
この日、バラエティー豊かな演目の中で異彩を放っていたのが、レイザーラモンRGとギンナナ金成による、インドネシアのバリ島で行われる民族舞踊ケチャを紹介するというコント。舞台上にパンツ一丁の大勢の若者が円陣を組んで座り、中心に座るRGが「おーい、お茶」と言えば、若者が続いて「チャ、チャ、チャ」と合唱し、さらにRGが「背中がかゆーい!」と言えば、若者たちが「カイ、カイ、カイ」と続けるコントが延々と7分間も続くという内容に、客席は一瞬のうちに凍りつき、もはや会場内も失笑するしかない状態だった。
しかしこのネタに食いついたのが、ショーの終盤近くで漫才を披露した中川家の礼二。「(ステージの袖で)ギンナナ金成は『まだ改善の余地はある』と頭を抱えていたのに、RGは堂々と帰っていった。いったいあいつはどんな頭をしてんねん」とRGの“鉄のハート”ぶりに改めて驚いた様子。さらに「上からお客さんの顔を見ていたけど、みんなシラーッとした顔をして。(ステージに)出るの怖かったよ」と徹底的な“RGいじり”に会場は大爆笑。観客の失笑を受け続けるRGにまた一つ、新たな失笑伝説が生まれたこの日のステージだった。
ナイトショー「よしもとナイトクラブ STYLE!」は4月28日から30日の3日間、品川よしもとプリンスシアターにて公演予定