サンドウィッチマン伊達、家族の無事を確認 ネット繋がりにくい被災地からマスメディア報じない貴重なレポート続ける
お笑い芸人サンドウィッチマンの伊達が、気仙沼でのロケ中に地震に襲われた恐怖をブログにつづったが、その後もインターネットが繋がりにくい被災地からの状況を報告しており、特にテレビなどのマスメディアがあまり伝えない津波の影響の少ない内陸部の情報などが貴重な情報源となっている。
M1の王者、サンドウィッチマンの伊達みきおのブログによると、伊達は一昨日大きな地震が襲った気仙沼でロケ中だったという。立っていられない大きな揺れに襲われ、東北放送のスタッフの指示で高台にあるホテルに避難した伊達が目にした光景はまさに地獄絵。ついさっきまで撮影していた場所は、津波で流された。仙台出身の伊達にとって、美しいふるさとが津波にのまれていく様子をただ見るだけしかならないのは、無念だったにちがいない。ブログでは、「避難した山の上から津波を見ていたのですが、悪夢でした。船が街中に乗り上げ、オイルタンクが流され引火して爆発。民家も次々に襲う津波に体が震えました。沢山の人も流されました。なにも出来ませんでした 」と目の前で起こった惨劇を生々しい表現で伝えている。
その後もブログは被災地から実況を続けており、特に内陸部の情報があまり報じられていない一ノ関からの被災状況の報告は、電話も繋がらない状況の中、家族の安否を案じている人々にとって励みになったとツイッターでのコメントが多数寄せられた。
現在、伊達は仙台市内の実家に着き家族の無事を確認したそうだ。しかし停電のため夜は真っ暗とのことで、被災地はテレビを見ることもできず、ほかの被害の状況もわからないとつづっている。そして震度4や5の大きな余震はまだ続いているらしく、不安と恐怖に襲われるらしい。ブログをアップするのもやっとのことだとつづる伊達に応援のメッセージが今も続々と書き込まれ続けている。