停電した避難所で20歳の学生が徹夜で作成 世界中から寄せられた応援メッセージがネットで公開
インターネット上で3月11日に東北地方太平洋沖地震が発生した日本に向けて、心を温めてくれるようなメッセージやエピソードが、世界中から寄せられていることがわかった。電気も止まってしまった栃木県の避難所で、20歳の学生が徹夜で作成したというサイト「prayforjapan.jp」が話題を集めている。
同サイトでは、世界各国から大災害に襲われた日本への応援メッセージが集まる「#prayforjapan」というツイッター機能の一つであるハッシュタグから、心に残るツイートや海外からのメッセージを公開。連動しているハッシュタグでは、1秒に1回以上のペースで地震発生時からメッセージが寄せられているという。
あるフォロワーによってツイートされた、国連のコメントは「日本は今まで世界中に援助をしてきた援助大国だ。今回は国連が全力で日本を援助する」という力強いメッセージ。また別のツイートによると、米軍による救援活動作戦名は「オペレーション・トモダチ/Operation Tomodachi」とされているらしい。現在のような状況で世界に目を向けることは難しいが、あらためて世界中の人たちが日本を助けようと手を差し伸べていることに、同サイトを通じて感じることができる。
日本国内からは、地震発生後の交通機関の混乱状態により、帰宅困難となった人たちのエピソードや、被災者たちからのツイートも多い。今後は多言語化してプロジェクトを進めていく可能性もあるようだ。