伊勢谷友介、すでに被災地におにぎり届け子どもにも支給!地震直後からの素早い行動 義援米募集中!
映画『あしたのジョー』で、力石徹を演じた俳優の伊勢谷友介が、自身が主催する株式会社 「リバースプロジェクト」のツイッター、ブログを通し、被災地への物資の提供、行方不明者の安否確認、そしておにぎりを届けるという実質的なボランティアを展開している。
伊勢谷の行動は、早かった。11日、マグニチュード9.0という大規模の東北地方太平洋沖地震が発生してすぐ、「@rebirth_project」のツイッターを通して、「自分たちが現在できることを模索している」とつぶやいた。そして、11日から現在まで、フォロワーの多さを利用して消息不明者のツイッターをつぎつぎにリツイートし続けた。また、「情報を持っている方、お願いします!RT ●●親戚の●●夫妻の安否情報をください!」「明日、●●町の●●家にて、電気のこぎりを貸してくれる人を探しています」というような被災地で必要な物資があるというツイートにも、現地のひとびとに呼び掛けるように自身のコメントを入れながら呼びかけ、被災地の方々がもっとも大変な思いをしている連絡手段の仲介役も務めた。
そして、15日、代表の伊勢谷は、「衣食住」を軸にしたREBIRTH PROJECTが「RICE475」という減農薬・無農薬のコメを作るという、「食」のプロジェクトを行っている中で、新潟県魚沼の米屋4代目と農家5代目とともに、被災地に対して、自身ができることを見つけた。それは、「被災地への米の物資提供」。プロジェクトを共有する友人の会社からの紹介を受け、すでに救援物資ルート、ならびに公的な受け入れ先を確保したという。お米を集めるのは「RICE45」のメンバー。現在も山形、新潟、長野、富山に地区を限定して米を募っている。(一口最低量は30キロの袋単位)
米は被災地には「おにぎり」となって搬送される。夜中の取材となったが、深夜を過ぎても仲間たちと動き続けていた彼は「出来ることから1つずつ。挫折禁止の精神でやっていきたいです。人の想いが集まっているからできるんです。皆さんに生きて欲しい」と語った。
被災地では、子どもたちに母親が自分の支給された食べ物を分け与えている様子も見られている。思いの詰まった、おいしい(塩?)おにぎりをより多くの子どもたち、お年寄り、つらく長い5日間を過ごしている被災地の人に届けられるよう、このプロジェクトをぜひ多くの人に広めてもらいたい。(編集部・森田真帆)