『イエロー・サブマリン』のリメイク製作が中止 監督のロバート・ゼメキスは新たな提携先を摸索中
米ザ・ウォルト・ディズニー・カンパニーは、ロバート・ゼメキス監督の企画する1968年のアニメーション『ビートルズ/イエロー・サブマリン』のリメイク版製作を中止したとハリウッド・レポーターが報じた。
映画『ビートルズ/イエロー・サブマリン』は、ビートルズの楽曲を基にしたアニメーション作品。リメイクに関しては、ロバート・ゼメキス監督がメガホンを取り、映画『Disney's クリスマス・キャロル』『少年マイロの火星冒険記 3D』のような、モーションキャプチャー技術を使った3D映画として製作されると報じられていた。
しかし、全米公開が開始された『少年マイロの火星冒険記 3D』の興行成績が、スタジオの期待を大きく下回ったいることや、モーションキャプチャー技術によって製作された登場キャラクターの造形なども、ディズニーからの評判が悪く、スタジオはこの企画を手放すことになったという。しかし、デッドラインによれば、製作中止の決定は数か月前にすでに下されており、現在ゼメキス監督は、ディズニーからの許可を得て、企画を買い付けてくれる別のスタジオを探しているそうだ。
ビートルズのオリジナル楽曲が使用され、メンバーのリンゴ・スターとポール・マッカートニーの出演もうわさされていただけに、非常に残念な製作中止の知らせ。ゼメキス監督が新たな提携先を見つけられることに期待したい。