楽しんご、募金をしてくれた人に「ラブ注入!」吉本芸人たちが芸風を生かし沖縄で募金活動を展開中
沖縄県で開催中の「第3回沖縄国際映画祭」会場となる宜野湾市の沖縄コンベンションセンターでは、映画祭に参加している吉本芸人たちが募金活動に励んでいる。
日本に深い傷跡を残した東北地方太平洋沖地震で、人々から笑顔が消えようとしているときだからこそ、被災地の人たちにエールを送りたい。そんな思いを込めて「エール、ラフ&ピース」をスローガンに開催されている第3回沖縄国際映画祭。会場内には、チャリティーを目的とした映画祭というコンセプトを具現化するべく、各所に募金箱が設置されており、吉本所属の芸人たちが交代で募金を呼び掛けている。
そんな中、ユニークなスタイルで注目を集めたのが、楽しんごらによる募金活動だった。ここ沖縄でも楽しんご人気は絶大で、彼が募金箱の前に登場するや、「あ、楽しんごだ!」という声があちこちから起きて、周辺に人々が殺到。あっという間に長蛇の列となった。さらに、募金をするたび「ラブ注入!」をしてくれるとあって、集まった人たちは大喜び。一緒に写真を撮ったり、握手をしたり、時には楽しんご好みの(?)男性に投げキッスを送ったりと、サービス精神旺盛な楽しんごらしい募金活動だった。
ほかに注目を集めたのがハリセンボンの近藤春菜。募金をした人の間にも「角野卓造さんですか?」「角野卓造じゃねぇよ!」というお決まりのやりとりが浸透しているようで、「シュレックですか?」「シュレックじゃねぇよ!」、「スーザン・ボイルさんですか?」「あんなにキレイに歌えねえよ!」といった軽妙なやり取りが交わされ、集まった人たちも大喜びだった。そして募金の列が途切れると、「まだマイケル・ムーアや和泉節子、亀井静香も残っていますよ~」と呼び掛けて道行く人を笑わせ、募金箱に足を向けさせていた。
本映画祭で集められた募金は、日本赤十字社を通じて、被災地に届けられるとのこと。芸人ならではの明るい支援の輪に期待がかかる。