元メガデスのマーティ・フリードマン、義援金のため10年間のバンド時代に使用したすべてのギターをオークションに
ヘビーメタルバンド・メガデスの元メンバーで、東京に在住しているマーティ・フリードマンが、東日本大震災を受け、チャリティーオークションを開催している。メガデス時代に使用した全ギターを出品する予定で、マーティが自身の機材を手放すのは今回が初となる。
今回、オークションサイトebayに出品されているのは、マーティがメガデスに在籍していた1990年から2000年に使用していたすべてのギター。1本1本にはそれぞれ、「これはアルバム『Youthanasia』の『A Tout Le Monde』や他のアコースティックな部分に使った。ヤイリのアコギはいつもお気に入りで、今でもよく使う」というようなマーティ自身のコメントが添えられている。一度にすべてを放出するのではなく、今後数週間にわたって出品を続ける予定だ。
2003年より東京に在住しているマーティも地震に遭遇したというが、けがなどはなかったと報告している。オークション開催を伝えるオフィシャルサイト上で、マーティはこれまで一度も機材を手放したことがないと記しており、オークションを開催するのは今回が最初で最後になるということも明かしている。売り上げはすべて義援金として寄付される。
ギタリストとしてはもちろん、最近はテレビや映画でも活躍しているマーティは、日本に住んでいるということもあって今回の震災には人一倍心を痛めている様子。これまでに手放したことがなかった機材をオークションに出すという行動からでも、それはひしひしと伝わってくる。