オファー殺到の『英国王のスピーチ』トム・フーパー監督、次回作に選んだのは「レ・ミゼラブル」
第83回アカデミー賞で監督賞を含む、4部門を獲得した映画『英国王のスピーチ』のトム・フーパー監督が、日本でも人気演目であるミュージカル「レ・ミゼラブル」の映画化作品でメガホンを取ることになりそうだ。
吃音(きつおん)に悩む英国王ジョージ6世が周囲の力を借りながら克服し、国民に愛される王になるまでを感動的に描いた映画『英国王のスピーチ』で、一躍スター監督に仲間入りしたフーパー監督には現在オファーが殺到中。次回作に注目が集まるなか、デッドライン・ニューヨークによると、ミュージカル「レ・ミゼラブル」の映画化に向けて交渉が進んでいるようだ。本作を製作するのはミュージカル映画『マンマ・ミーア!』も手掛けた米ユニバーサル・ピクチャーズで、実現すればフーパー監督の下に豪華なキャストが集まることが予想される。
原作である「レ・ミゼラブル」はヴィクトル・ユーゴーが書いた作品で、「哀れな人々」という意味を持つ。1本のパンを盗んだために19年間もの監獄生活を送ることになったジャン・バルジャンの生涯を描いた大河小説は、ブロードウェイではロングランミュージカルとして上演され、過去に何度となく映画化されている。