実写版「眠れる森の美女」の企画が始動 主演候補に『トゥルー・グリット』で14歳のアカデミー賞候補となったヘイリー・スタインフェルド
コーエン兄弟の映画『トゥルー・グリット』の演技によって第83回アカデミー賞の助演女優賞に14歳にしてノミネートされた女優、ヘイリー・スタインフェルドが出演する「眠れる森の美女」の実写映画化企画が始動した。
報じたデッドラインなどによると、この企画は脚本家のリンジー・デヴリンによって脚本が執筆されたもの。魔女ののろいで眠りにつくヘイリー演じるオーロラ姫の視点で描かれるものとなり、眠りについた姫は王子による愛のキスを待つのではなく、自分の夢の中で目覚めるための手段を探す冒険を繰り広げることになる。企画はこれからヘイリーの主演を前提として、映画会社に売り込みがかけられるという。
現在ハリウッドでは名作童話を基にした映画企画が多く進行中で、映画『アリス・イン・ワンダーランド』のティム・バートン監督が、同じく「眠れる森の美女」を題材とした実写映画の製作を企画中。こちらは姫にのろいをかける魔女、マレフィセントをアンジェリーナ・ジョリーが演じるのではとうわさされている。また、クリステン・スチュワートとシャーリーズ・セロンが出演する映画『スノー・ホワイト・アンド・ザ・ハンツマン(原題)/ Snow White and the Huntsman』と、ジュリア・ロバーツに映画『ソーシャル・ネットワーク』のアーミー・ハマーが出演する映画『ザ・ブラザーズ・グリム: スノー・ホワイト(原題) / The Brothers Grimm: Snow White』という2本の「白雪姫」映画の製作も進められている。
さらに、映画『オズの魔法使』の前日譚(たん)となるサム・ライミ監督によるジェームズ・フランコとミラ・クニス主演の映画『オズ:ザ・グレート・アンド・パワフル(原題)/ Oz,:The Great and Powerful』やチャニング・テイタム主演による「ピーター・パン」の映画化企画、「ヘンゼルとグレーテル」の15年後を描いた映画『ヘンゼル・アンド・グレーテル: ウィッチ・ハンターズ(原題)/ Hansel and Gretel: Witch Hunters』なども製作される予定で、買い取るスタジオが出てきた場合、ヘイリーが主演する予定の本作も、この作品群の中に加わることになる。(編集部・入倉功一)