震災・原発事故の影響で「24」ファイナル・シーズンの地上波の放送が見送りに
4月よりテレビ東京でオンエアを予定していた大人気海外ドラマ「24 TWENTY FOUR」のファイナル・シーズンが、シーズン5の放送に変更されることがわかった。テレビ東京は「被災者の皆さまの心情に配慮して、今回のプログラム変更を決定いたしました」としている。
震災やそれに伴う福島第一原発事故を受けてテレビ番組や映画の放送、公開の中止や延期が相次ぐ中、その影響が、大人気海外ドラマにも及んだ。今回のプログラム変更について、テレビ東京によるオフィシャルサイトでは「震災発生に伴う福島第一原発の状況を踏まえ、同作品の放送を一旦見送るべきと判断しました」というお知らせが掲載されている。今後ファイナル・シーズンが放映されることになるのかについては、未定とのこと。「24 TWENTY FOUR」シリーズの地上波放送に関しては、シーズン1から7までがフジテレビ系列で放映されており、今回ファイナル・シーズンのみテレビ東京で放映されることとなっていた。
「24 TWENTY FOUR」はあらゆる手段でアメリカに脅威をもたらすテロリストと、連邦捜査官ジャック・バウアーの戦いを描くドラマで、24時間を24話で描くリアルタイム進行の展開が特徴。ファイナル・シーズンでは、ニューヨークを舞台に国家のためだけでなく、自分の近くにいる人々を守るため、最後の戦いに挑むジャックの姿が描かれる。また、代わって放映されるシーズン5は、ジャックの偽装死から18か月後、彼の生存を知る友人たちが襲撃される事件が発生。謎を追うジャックがいつしか巨大な陰謀に立ち向かうことになるというストーリー。(編集部・入倉功一)
海外ドラマ「24 TWENTY FOUR(シーズン V)」は4月13日 21:00よりテレビ東京で放送開始