仏名優ジャン=ポール・ベルモンド、今年のカンヌ映画祭の特別ゲストに
今年5月に行われる第64回カンヌ国際映画祭に、映画『勝手にしやがれ』『気狂いピエロ』で知られるフランスの名優ジャン=ポール・ベルモンドが、特別ゲストとして出席することが明らかになった。同映画祭が公式にアナウンスしたもので、ジャン=ポールは自身の足跡を追ったドキュメンタリー映画のプレミア上映を鑑賞する予定だ。
ジャン=ポールが出席するのは、ヴァンサン・ペローとジフ・ドメニクが監督を務めた自身のドキュメンタリー映画『ベルモンド、ザ・キャリア(原題)/ Belmondo, The Career』のプレミア上映。同映画祭は、フランス映画界きっての名優を迎えることについて「ジャン=ポール・ベルモンドの功績を称える場に本人を迎えることができることは、大変喜ばしいことです」と長年の願いが実現したことに感激していることがうかがえるコメントを発表している。
ジャン=ポールは、ジャン=リュック・ゴダール監督の1959年の映画『勝手にしやがれ』が国内外で高い評価を受け、大ブレイク。その後はヌーヴェルヴァーグを代表する俳優の一人として活躍し、後進の俳優に今に至るまで影響を与えている。4月に78歳になるが、闘病期間を挟みながらも近年も俳優活動を積極的に行っている。(編集部・福田麗)