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イノッチ、大盛況のジャニーズ募金活動に「日本中がひとつになった」 出演中の舞台でも募金呼びかけ

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井ノ原快彦と共演する福島県出身の芦名星
井ノ原快彦と共演する福島県出身の芦名星

 4日、東京グローブ座で公演中の舞台「芝浦ブラウザー」で主演を務めるV6の“イノッチ”こと井ノ原快彦が、共演の芦名星音尾琢真、作・演出を手掛ける上田誠と共にマスコミ向け囲み取材を行った。つい先ごろ行われた、ジャニーズ事務所所属タレントによる、東日本大震災の被災地支援プロジェクト「Marching J」の募金者数が3日間で約39万人を突破したことについて、井ノ原は「日本中がひとつになった証。ジャニーズパワーだと思います」とコメント。そして「たとえ少なくても、長く続けること、忘れないことが大事」と被災地支援への思いを語った。

 本作は、井ノ原と劇団ヨーロッパ企画主宰の上田がタッグを組み、2008年に上演した「昭和島ウォーカー」以来、3年ぶりに再び組んで作り上げた作品。現在2人が共通して強く興味をひかれているという「住まい」をテーマにした、上田が得意とする群像コメディーとなっている。2日から上演中の今作について井ノ原は「評判いいんですよ! 舞台関係者の方からも、『こんな芝居観たことない』と言われました」と手応えを感じている様子。震災の影響で、上演を断念することも一瞬考えたそうだが「今こそ、(自分たちの芝居で)お客さんに笑ってもらって、また明日がんばってもらえるようにしたいと思いました。ここ、東京グローブ座で毎日大爆笑の舞台をやっていますので、観に来ていただければ」と作品をアピールしていた。なお、上演中は、劇場ロビーに被災地支援の募金箱を設置しているという。

 一方、共演の芦名は福島県出身だが、この日震災についてはほとんど語らず、笑顔で舞台のPRに務めた。今作について「何となく、な会話が多い作品。喜怒哀楽を日常レベルで表現するので、気を引き締めないと、いつの間にか進んでいたりします(笑)」と要求される演技の難しさを語っていた。

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 「芝浦ブラウザー」は高層ビルが並ぶ都市を舞台に、ビル群の隙間を縫うように、下層で楽しく暮らす人々を描く群像コメディー。登場人物たちが限られた居住空間で少しでも快適に暮らそうと試行錯誤する姿を通し、それぞれの関係性や人間性を浮き彫りにしていく。(古河優)

舞台「芝浦ブラウザー」は4月2日から4月19日まで東京グローブ座にて、4月22日から4月24日まで大阪・シアター・ドラマシティにて上演

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