美少女から美女に 17歳になった国広富之の娘・谷内里早の凛とした美しさが話題
第7回SD小説新人賞佳作受賞作家・しなな泰之原作の人気ライトノベル「魔法少女を忘れない」が実写映画化され、4月23日に公開されるが、国広富之の次女でもあるヒロインの谷内里早の凛とした美しさが話題を集めている。
現在17歳の谷内里早(たにうちりさ)は、俳優・国広富之の次女で2008年、14歳のとき映画『火垂るの墓』の本城昭子役で女優デビュー。あどけなさのなかにも気品を持ち合わせ、将来有望の女優として注目を集める。雑誌ピチレモンでモデルとして活躍しながらも映画『少女戦士伝シオン』に主演するなど着実に女優として成長。そして今作でヒロインとなる映画『魔法少女を忘れない』では、仲間の記憶から消えていってしまう元魔法少女という難しい役を存在感たっぷりに演じている。何よりも目を引くのはその美しさ。お父さんの国広富之によく似た目元と口元はすずしげな雰囲気を漂わせる。ローティーンのアイドルで、子役というイメージが強かった谷内だが、今作で見せるその佇まいは、美しい女性とあどけない少女の狭間というミステリアスな部分をたたえている。
本作で谷内が演じるみらいという名の少女は元・魔法少女で魔法を使えなくなり、高校生・悠也(高橋龍輝)の妹として、普通の女子高生としての生活を送る。ただ魔法少女は、周囲の人に忘れ去られてしまう運命にあり、悠也や、せっかく仲良くなった友人たちとの別れが待っているという切ない物語だ。監督は『憐 Ren』の堀禎一。
そんなヒロインを演じた谷内は、「(わたしが演じた)みらいはフンワリした可愛らしい女の子。わたし自身は友達と冗談を言い合ったりふざけたりするのが大好きで、撮影中はできるだけ素を出さないようにおとなしくしていました(笑)。みんなと仲良くしたいのに、魔法少女はいつか忘れ去られる存在だから、不安だし寂しい……そんなみらいの複雑な心を表現するのが、とても難しかったです」と本来の自分とは違う役がらにチャレンジしたことを明かしている。
ティーンをターゲットにした映画ではあるが、切ない青春のファンタジーは映画ファンをも満足させるクオリティーで構成されている。『時をかける少女』で胸がキュンとした覚えがあれば試してみる価値はある作品だ。(編集部・下村麻美)
映画『魔法少女を忘れない』は4月23日(土)より池袋テアトルダイヤ他全国順次公開