『ホーム・アローン』マコーレー・カルキン、最新主演作はネットで無料公開中 ヨーロッパをロケ地にiPhoneで撮影
映画『ホーム・アローン』シリーズの天才子役として知られるマコーレー・カルキンが、全編iPhoneで撮影されたオンライン映画『ザ・ロング・フェラーリ(原題)/ The Wrong Ferrari』に主演していることが明らかになった。同作は映画『JUNO/ ジュノ』の主題歌で知られるモルディ・ピーチズのアダム・グリーンの初監督作で、ほかにもピート・ドハーティ、アリア・ショウカットといった面々が出演している。
同作は、4月6日よりオフィシャルサイト上で無料配信を行っている72分の作品で、登場人物がネイティブ・アメリカンや「スーパーマリオブラザーズ」の格好で街を歩き回るシーンなどが含まれた、グリーン監督いわく、「商業的ではないけれど、芸術映画としては興味深い」映画だという。Vultureほか複数のメディアによると、本作はグリーン監督がツアー最中に思いついたアイデアを基に、フランス、イタリアなどのツアー先をロケ地として全編iPhoneで撮影。グリーン監督の友人であるマコーレーはたまたまツアーに帯同しており、結果的に本作で大きな役割を果たすことになったのだという。
ニューヨークに戻った後、グリーン監督は追加の撮影を行うと同時に、ロケ地で撮影した素材を編集。そうして、72分に及ぶ監督第1作が出来上がった。オンラインで無料配信していることについては、「ダウンロードして、それから部屋の明かりを消して、ぜひともテレビのような大画面で観てもらいたいな」と本作がれっきとした映画作品であることを強調した。
アダム・グリーンは、過去に映画『JUNO/ ジュノ』に楽曲「エニワン・エルス・バット・ユー」を提供。主演のエレン・ペイジとマイケル・セラが劇中でカバーを披露して話題になった。同曲を収録したサウンドトラックも好調な売れ行きを示していたが、バンド自体は2008年を最後に活動休止中。現在はソロ活動を中心に行っている。(編集部・福田麗)