グリーン・デイの楽曲がモチーフ!ミュージカル「アメリカン・イディオット」映画化決定
ユニバーサル・ミュージックが、第47回グラミー賞最優秀ロック・アルバム賞に輝いたグリーン・デイの同名アルバムの全楽曲を使用し制作されたミュージカル「アメリカン・イディオット」の映画化権獲得のための交渉を始めたことがわかった。このニュースを独占で報じたDeadlineによると、監督には、ミュージカル版の監督を務めたマイケル・メイヤー、脚本には、映画『ミルク』で第81回アカデミー賞脚本賞を受賞したダスティン・ランス・ブラックに白羽の矢が立っているという。
本作は、ブッシュ政権下のアメリカを舞台に、郊外から都市に移り住んだ3人の若者たちの青春と葛藤を描いた群像劇。グリーン・デイの「アメリカン・イディオット」の楽曲を収録順にちりばめたほか、アルバム「21st Century Breakdown」に収録された楽曲も使用したまさにグリーン・デイ一色のミュージカルだ。
特定のアーティストによる楽曲を集め、ミュージカルにしたものには、ABBAのヒット曲22曲を使用して制作されたミュージカル「マンマ・ミーア!」があるが、すでに「アメリカン・イディオット」の映画化には、「マンマ・ミーア!」の映画化を手掛けたトム・ハンクスとプロデューサーのゲイリー・ゴーツマン主宰の制作会社プレイトーンが携わっている。映画『マンマ・ミーア!』でも、ユニバーサル・ピクチャーズと協力して配給を行っていたプレイトーン。映画『アメリカン・イディオット』も、プレイトーンとユニバーサル・ピクチャーズのタッグが再び実現すれば、ヒット確実? キャスト発表が待ち遠しい。(編集部・島村幸恵)