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周防監督&草刈民代夫妻合作映画、初日上映中に地震!最後まで鑑賞した観客に感謝の言葉

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周防監督と観客の変身に、誕生日を迎えた天国のチャップリンも大喜び!?
周防監督と観客の変身に、誕生日を迎えた天国のチャップリンも大喜び!?

 映画『Shall We ダンス?』『それでもボクはやってない』の周防正行監督の最新作『ダンシング・チャップリン』が、喜劇王チャールズ・チャップリンの誕生日である4月16日に初日を迎え、周防監督と本作で最後のバレエを披露する妻・草刈民代が銀座テアトルシネマで舞台あいさつを行った。この日本作を鑑賞中、余震に見舞われた観客に周防監督は「最後まで映画をご覧になっていただいて、ありがとうございました。みなさんも日々気を付けながら、でも前向きに生活をしてください」と笑顔で呼びかけていた。

映画『ダンシング・チャップリン』写真ギャラリー

 フランスの振付家ローラン・プティが、チャップリンの名作映画をテーマに作り上げたバレエ「ダンシング・チャップリン」(1991年初演)を、周防監督によって映像化した本作。主演はバレエの初演からチャップリンを踊るルイジ・ボニーノと草刈。2009年にバレリーナを引退し、女優に転身した草刈の“最後のダンス”を収録した作品となっている。前半は監督自身が映画化に向けて奔走する様子や、ダンサーたちの稽古の模様など制作過程を追うドキュメンタリー「アプローチ」、後半は周防監督が「ダンシング・チャップリン」の中の13演目を映像作品として再構成・演出した「バレエ」の2幕構成となっている。

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 映画を観終えた観客から「ブラボー!」の声が上がる中、登壇した周防監督と草刈。今作が2幕構成となっていることについて周防監督は「バレエファンじゃない人が観ても、楽しめるものにしたいと思い二部構成にしました。作品を観る前に、振付家の思いやダンサーの厳しい世界、チャップリンについて知ることができるようにしました」と先にドキュメンタリーを観せるようにした理由を語った。

 一方、この日黒のシックなドレスで登場した草刈は、バレリーナとして最後の踊りを披露している今作について「最後の瞬間でなければ、この踊りは踊れなかったと思いますし、それを映像に収めてもらったのはありがたい」と感無量な様子。客席から「(これで最後なのは)さみしい!」の声がかかると笑顔になる場面も。最後のフォトセッションでは、観客と周防監督が、帽子と付けヒゲを身に付けてチャップリンに変身。草刈は大勢のチャップリンに囲まれてにこやかに撮影に応じていた。(古河優)

映画『ダンシング・チャップリン』は全国公開中

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