大抜擢!『パイレーツ・オブ・カリビアン』美男美女の新キャストは共に24歳!オーランド・ブルームとキーラ・ナイトレイに代わる新キャスト
5月20日に世界同時公開される映画『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命(いのち)の泉』に新キャストとして抜てきされたイギリス俳優サム・クラフリンとフランス女優アストリッド・ベルジュ=フリスベが、世界的な人気を誇る同シリーズに出演することについて、そして主演ジョニー・デップやお互いの印象について語った。若い二人が演じる人間と人魚の禁断の恋もようは、本作の見どころの一つ。両者とも大作映画への出演は初めてとなる、期待の新星だ。
映画『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命(いのち)の泉』場面写真
前作までのオーランド・ブルームとキーラ・ナイトレイに代わる新キャストとして、本シリーズ初出演を果たすサムとアストリッドは両者ともまだ24歳。出演が決定したときのことをサムは「今までの人生で一番ビックリしたと同時に、最高に幸せな気分だったよ」と、アストリッドは「出演が決まったとき、7歳になる妹から電話があったの。妹がとにかくエキサイトしていて質問攻めにあったわ!」とあまりのビックチャンスに自身も周囲もなかなか信じられなかったことを明かした。
本作がアメリカ映画初挑戦となったアストリッドは3か月におよぶ英語の訓練を重ね、さらに人魚という役柄のため、長い時には撮影で12時間近くも水の中にいたらしい。撮影当初は「周りの役づくりのうまさ、情熱、そして脚本を深く読み込んでいることにすごく驚いたの」と戸惑いを隠せなかったようだが、そこは先に現場入りしていたサムがうまくサポート。「初めて会った瞬間から意気投合して、その後さっそくFacebookやSkypeでコンタクトを取るようになったんだ」とサムが語るように撮影だけでなく、プライベートでも打ち解けていたようだ。サム演じる宣教師は、劇中でアストリッド演じる伝説の鍵を握る美しい人魚と恋に落ちるが、現実でもサムは「とてつもない美人だね!」とアストリッドをベタ褒めすると「共演は最高の体験だったし、美しくて才能のある彼女は今後注目の存在になっていくよ」とまさにメロメロ? アストリッドは自身の役柄について「神秘的で危険なところが魅力のひとつよ」と評しているが、役柄ではないアストリッド自身の魅力は共演者もトリコにしてしまったようだ。
シリーズを通して主役を務めるジョニー・デップも若い二人のことは気に掛けていたようで、サムは「社交辞令ではなく、本当に興味を持った様子で僕のことをできる限り知ろうとしてくれていたよ」とジョニーのおかげで現場にすぐ溶け込めたことを明かした。ロブ・マーシャル監督も撮影をする上で演技しやすい雰囲気を作り出しており、アストリッドは「彼はとても人間的に接してくれたので、自分としてはすごく仕事がしやすかったの」と振り返った。
人間と人魚の恋は、ファンタジックなだけに観ている側はドキドキだが演じる方は相当に難しいはず。しかし二人が織りなす瑞々しい恋物語は、アクションと共に本作最大の見どころの一つに仕上がっている。ディズニーが送る人魚の人間の恋といえば映画『リトル・マーメイド』が有名だが、アストリッドによると「(『リトル・マーメイド』のアリエルは)おとぎ話だから、まったく違う人魚なの」とまったく違った味付けがされているようで、そちらにも注目だ。
サムとアストリッドはプロモーション来日が予定されていたものの、東日本大震災の影響でキャンセルに。それでもサムは「ファンのみんなには、近い将来何としてでも日本に行くつもりでいるから、それまで楽しみに待っていて! と伝えたいな」とまたの来日を約束し、アストリッドは「とても悲しい気持ちでいます。ただ、日本のみなさん、私たちも支えていると言う事を覚えておいてくださいね」とかつてない震災に襲われた日本にエールを送った。ジョニー演じるジャック・スパロウに注目が集まりがちではあるものの、シリーズ初の3Dや人魚、ゾンビ、そしてシリーズ最大の悪役“黒ひげ”など見どころ満載の本作。フレッシュな魅力いっぱいの若い二人からも目を離すことはできなさそうだ。(編集部・福田麗)
映画『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命(いのち)の泉』は2011年5月20日世界同時公開