「ハリポタ」クリエイターが描く!『エンジェル ウォーズ』のオリジナルショートアニメ解禁!「ONE PIECE」の人気声優・中井和哉が参加
少女たちの空想世界での戦いを描いたザック・スナイダー監督の最新映画『エンジェル ウォーズ』にインスパイアされたオリジナルアニメーション「エンジェル ウォーズ FEUDAL WARRIORS編」がこのたび、解禁された。ナレーションをアニメ「ONE PIECE ワンピース」「戦国BASARA」の人気声優・中井和哉が務めている本作は、本編に登場する空想世界の謎を解き明かした前日譚(たん)だ。
ショートアニメ「エンジェル ウォーズ FEUDAL WARRIORS編」
今回解禁された「FEUDAL WARRIORS編」は、これまでにオフィシャルFacebook上で配信されていたアニメーション「DRAGON編」「DISTANT PLANET編」「THE TRENCHES編」に続く第4弾にして、最終作。エミリー・ブラウニング演じるベイビードールが最初に訪れる空想世界が舞台となっており、予告編にも登場する侍ロボットがどのようにして生まれたのか、彼らの目的は何なのか、といった本編では明かされなかったストーリーが明かされている。渋く、クールな中井の声色は日本の中世をモチーフにしたとおぼしき世界観と見事にマッチ。聞いているだけで物語に引き込まれてしまうのも納得のスペシャルコラボだ。
これまでザック・スナイダー監督の作品を観たことがなかったという中井だが、本作については「映像、ストーリー、設定のすべてのインパクトがすさまじく、摩訶(まか)不思議な世界に引き込まれた怒濤(とう)の2時間でした」と絶賛。セーラー服で戦う少女をはじめとして、日本のサブカルチャーの影響がそこかしこに見られる作品であることにも好感を覚えたようで「監督は昔から、日本の映画、マンガ、アニメを観ていたそうですが、わたしもその文化に囲まれ、影響を受けて育ってきた一人なので、随所に日本のアニメーションへのリスペクトを感じます。美少女たちがバトルを繰り広げる妄想の世界に、わたしが声優をしている『ONE PIECE』のロロノア・ゾロや、『戦国BASARA』の伊達政宗が出てきてもおかしくないんじゃないかな(笑)」とまさにハマリ役であったことを明かした。
全4作のショートアニメシリーズを手掛けたのは、映画『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1』の劇中アニメーションを担当したことでも知られているスイス出身のベン・ヒボン。映画監督作も控えているハリウッド期待の次世代クリエイターの一人であり、日本のテレビCMやゲームの制作にかかわっていたこともあるベンだけに、作品はスナイダー監督の意図をくんだものに仕上がっている。そのクオリティーには中井も「各エピソード共に、人間を皮肉っているようなストーリーで構成され、戦争、人間のおごり、その中で巻き込まれていく人々の気持ちをうまく盛り込んでいると思います。何かを変えるのはすべて自分次第という映画のテーマ性とも合致して、映画を観る前でも観た後でも楽しめると思います」と太鼓判を押した。
映画『エンジェル ウォーズ』は、人気声優ユニット・スフィアが日本語吹き替え版を担当していることで、映画ファンのみならずアニメファンの間でも話題になっている。今回、中井がサイドストーリーのナレーターを務めたことで、さらなる盛り上がりを見せることは間違いなさそうだ。日本のアニメやマンガの影響を受けていることを監督自身が明言している本作だからこそ、実現したスペシャルコラボをじっくりと堪能したい。(編集部・福田麗)
映画『エンジェル ウォーズ』は現在公開中