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『GANTZ:PERFECT ANSWER』が首位獲得!『コナン』『クレしん』も勢い衰えず! GWを前に営業再開する被災地の映画館も

映画週末興行成績

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ついに公開された『GANTZ』後編が首位に!
ついに公開された『GANTZ』後編が首位に! - (C) 奥浩哉 / 集英社 (C) 2011「GANTZ」FILM PARTNERS

 東日本大震災の影響で休業を余儀なくされていた映画館が、ゴールデンウィークを前にして続々と営業再開を表明している。24日には、被災地となった宮城県石巻市のワーナー・マイカル・シネマズ新石巻と、同じく宮城県名取市のワーナー・マイカル・シネマズ名取エアリが営業を再開。両劇場では、30日まで営業再開記念として『劇場版アニメ 忍たま乱太郎 忍術学園 全員出動!の段』を1週間限定で無料上映、娯楽を通じて子どもたちにエールを送っている。

映画『GANTZ:PERFECT ANSWER』写真ギャラリー

もともとゴールデンウィークという言葉は、興行の世界から生まれたというのはよく知られた話。もちろん深刻な被害を受けた地域では、まだ営業再開の目途が立っていない映画館があるものの、この連休をきっかけに興行の世界も日常を回復すべく一歩ずつ歩み始めたといえるだろう。

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 今週はそんなGW興行を引っ張る映画『GANTZ:PERFECT ANSWER』が初登場で首位を獲得。全国375スクリーンの公開で、初日2日間の成績は動員42万3,675人、興収5億5,161万800円。初日アンケートによると、男女比は25対75で、主演2人(二宮和也松山ケンイチ)のファンと思われる女性層を中心に支持を集めているようだ。前作の興収34億円2,000万円を超える40億円超えも視野に入ってきた。

 2位から6位はそれぞれワンランクずつダウン。2位は『名探偵コナン 沈黙の15分(クォーター)』で、累計動員は95万49人、累計興収は11億4,827万3,000円と、公開2週目にして早くも10億円を突破している。3位は『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ黄金のスパイ大作戦』で、累計動員34万4,796人、累計興収3億9,718万7,400円で、土日前週比82・5%と高稼働。4位は『ガリバー旅行記』、公開4週目の『オーズ・電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー』は5位で、興収10億円を突破した。6位の『SP 革命篇』は累計動員227万8,698人、累計興収28億4,986万2,700円と、30億円も間近だ。

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 7位には関西地区32スクリーンでの限定公開となった『阪急電車 片道15分の奇跡』が初登場ベストテン入り。初日2日間で動員4万4,166人、興収5,815万4,800円を記録し、4月29日からの全国公開に向けて好スタートをきった。そして公開9週目となる『英国王のスピーチ』が先週の11位から8位と再ベストテン入り。この週末に公開後最大規模となる168スクリーンで上映され、動員も前週比で約3割増と大きく成績を伸ばした。オスカーを受賞した作品の高評価はもちろんのこと、4月29日に実施予定の、英王室のウィリアム王子とケイト・ミドルトンさんのロイヤル・ウェディングの話題によって、英国王室に関心を持つ人が増えていることも躍進の理由の一つとして考えられる。

 9位は公開7週目の『塔の上のラプンツェル』が3ランクダウン、そして10位には『まほろ駅前多田便利軒』が初登場となった。全国111スクリーンで公開された本作の初日2日間の成績は、動員が2万4,702人、興収3,373万7,580円。瑛太松田龍平という若手実力派俳優の共演作ということで、20代、30代の女性客が多数来場した。鑑賞後の評価も高いため、口コミでさらなる躍進も期待される。そして11位の『エンジェル ウォーズ』は4ランクダウンで、惜しくもベストテン圏外に落ちてしまった。

 今週末はいよいよGW本番突入。『八日目の蝉』『阪急電車 片道15分の奇跡』『これでいいのだ!!』『鬼神伝』『豆富小僧』『スコット・ピルグリムVS. 邪悪な元カレ軍団』『キッズ・オールライト』などが公開予定となっている。(ランキングなどは興行通信社調べ)(取材・文:壬生智裕)

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