やっぱり『ハングオーバー』続編にクリントンは出演しない? 監督や出演者が否定
先日日本公開が決定した大ヒットコメディーの続編『ハングオーバー!!史上最悪の二日酔い、国境を越える』にカメオ出演するとされていた、元アメリカ合衆国大統領のビル・クリントン氏の登場を、監督のトッド・フィリップスや出演者のエド・ヘルムズが否定している。
前作の映画『ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い』場面写真
本作の1作目は、ラスベガスに親友の独身最後の夜を楽しみにきた男たちが、前夜の記憶をなくすほどの強烈な二日酔いと共にホテルで目を覚ますと、部屋はメチャクチャになっており、親友は失踪。彼を捜し出すため、前日の出来事を思い出しながら行動する中、数々のトラブルに見舞われるという内容で、出演者はブレイク前のブラッドリー・クーパーら無名に近かった役者だったが、公開されるやその面白さがうわさを呼び、結果全米コメディー史上に残る大ヒットを記録した。
そして、ファンなら誰もが期待するパート2の製作が決定。昨年11月ごろ、映画の舞台をタイのバンコクに変えて撮影がされていたところに、クリーンエネルギーに関する講演のために同地を訪れていたクリントン氏がセットを訪問した。その姿がTMZ.comなどによって伝えられると、前作で元世界チャンピオンのマイク・タイソンが登場していたこともあって、本作にクリントン氏がカメオ出演すると各メディアによって伝えられた。
しかし、フィリップス監督はエンターテインメント・ウィークリー誌に対し、この報道を否定。クリントン氏は出演者らと夕食を共にした翌日、セットに遊びに来ただけで、映画出演することはないとし、「誰かがインターネットに書くうわさは、コントロールできるもんじゃないからね」と語った。ちなみに、監督はチャーリー・シーン出演のうわさも否定している。また、出演者の一人であるエドも、MTVのインタビューにおいて、クリントン氏はセットを訪ねて来ただけだと話し、「そんな場面が映画に出てきたら、僕も驚くね」とジョークを交えながらコメントした。
監督と出演者から否定されたクリントン氏のカメオ出演のうわさ。果たして、彼らは公開まで情報を隠しておきたくてこんなことを言っているのか? それとも、本当にクリントン氏は出演しないのか? 結局このうわさの真相に決着がつくのは、5月の全米公開時となりそうだ。(編集部・入倉功一)
『ハングオーバー!!史上最悪の二日酔い、国境を越える』は7月1日より丸の内ピカデリーほか全国公開