「荒川アンダー ザ ブリッジ」実写版、片瀬那奈が“ドS”のマリアに!城田優が傭兵上がりのシスター!安倍なつみがドジッ娘P子に!
漫画雑誌「ヤングガンガン」(スクウェア・エニックス)で連載中の人気コミック「荒川アンダー ザ ブリッジ」がテレビドラマと映画で実写化されるが、先日発表された主演・林遣都と桐谷美玲に続き、城田優、片瀬那奈、安倍なつみが本作に出演していることが明らかになった。
中村光の人気漫画「荒川アンダー ザ ブリッジ」は、人に借りを作ってはいけないと父親に教育されてきた大財閥の御曹司・市ノ宮行を主人公に、荒川河川敷に住む一風変わった人々との交流をユーモラスに描いたラブ・コメディー。ひょんなことから荒川河川敷の住人となり、村長に「リク」と名付けられた市ノ宮行を演じるのは林遣都。河川敷の住人で自称・金星人のホームレス美少女・ニノを演じるのは桐谷美玲だ。本作は今夏にMBS(毎日放送)とTBSの深夜にドラマが放送され、2012年春に映画が劇場公開されることが決定している。
そして今回、未発表だった追加キャストの一部が明らかになった。桐谷がふんするニノ同様河川敷で生活し、傭兵(ようへい)上がりで男なのに修道女の衣装を身に着けているシスターに城田優、妖艶(ようえん)な外見とは裏腹に言葉攻めを得意とする“ドS”キャラクター・マリアを片瀬那奈、限度を超えたドジッ娘ぶりが愛らしいP子に安倍なつみがふんしている。
人気原作の実写化にあたり、それぞれの役でオファーを受けた3人は、「原作は知らなかったのですが、台本を読んで、こんなぶっ飛んだ作品を映像化するなんて、とても楽しいことになるのではと思い、即オファーを受けさせていただきました(城田)」「とっても、とってもうれしいです。原作では“ドS”なマリアですが、映画ではかなり“ドドS”になっています(片瀬)」「原作を読んで『普通』が通用しないこの作品にいろんな期待を抱きました。荒川メンバーとして、この作品にかかわれることが本当にうれしいです(安倍)」と期待をにじませた思いを語った。
また撮影について、城田は「想像していた何倍もすてきな現場」と興奮を隠せない。片瀬も「撮影2日目にして皆で飲みに行くくらい、仲良くなった」と和気あいあいとした現場の様子を明かし、「シスターとの絡みも見ものですが、個人的には、『星』を“ドS”にいじめるシーンに注目していただきたいです」と“ドS”を強調し、誰が演じるのか公表されていない星のマスクをかぶった男「星」との共演シーンを見どころに挙げた。安倍は「とにかくキャラクターが濃いです(笑)」と共演者を紹介し、「現場に来るたび、荒川メンバーとして存在できることに喜びを感じます」と充実ぶりがうかがえる胸の内を明かした。
特異なキャラクターが登場する「荒川アンダー ザ ブリッジ」を、どう実写化するの? と注目がやまない本作。メガホンを取る飯塚健監督をはじめ、スタッフ一同作品に込める思いは半端ではない。さらなる追加キャストの発表と共に、作品の完成を楽しみに待ちたいところだ。(編集部・小松芙未)
「荒川アンダー ザ ブリッジ」テレビドラマは今夏にMBS(毎日放送)とTBSで深夜に放送、映画は2012年春公開予定