ハビエル・バルデム、スティーヴン・キング原作の大型プロジェクト『ダーク・タワー』シリーズの主演に決定
米ホラー小説の大家スティーヴン・キングが壮大なスケールで執筆した「ダーク・タワー」シリーズの映像化プロジェクトである、3本の映画とテレビシリーズの主演にハビエル・バルデムが決定したとNew York Postが報じた。バルデムはすでに契約したという。
ハビエル・バルデム出演映画『ビューティフル BIUTIFUL』場面写真
原作の「ダーク・タワー」シリーズはキングが自身のライフワークだと称して取り組んだ、全7巻にわたる長編小説で、荒廃した世界を舞台に「最後のガンスリンガー」ローランドとその仲間たちが暗黒の塔を目指し旅する姿を描いたダークファンタジー。ハビエルが演じる主人公のローランドは、強靭(きょうじん)な体力と精神力を持ったすご腕の拳銃使い。暗黒の塔を目指すためならどのような犠牲もいとわない冷酷な性格だったが、旅の仲間たちと過ごすうちに人間的な感情を取り戻していくというキャラクターだ。
映像化プロジェクトの『ダーク・タワー』シリーズは、まず1本目の映画『ザ・ダーク・タワー(原題) / The Dark Tower』を公開し、続けてテレビシリーズのファースト・シーズンを放映。その後、2、3本目の映画とテレビのセカンド・シーズン、サード・シーズンと展開していく予定の大型プロジェクト。そのため主演の責務は重大であり、製作陣にとってハビエルは第一候補であったようだ。それゆえ、この度、無事契約が済んだことに安堵しているという。同作の撮影はロン・ハワード監督によって、本年9月にスタートする予定だ。(南 樹里)