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女優・いしだあゆみ、「金・金・金!」な強欲女を熱演 その気持ちはもうひらきなおり?

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いしだあゆみと吉井一肇
いしだあゆみと吉井一肇

 21日、東日本大震災の被災地となった宮城県石巻市で撮影された映画『エクレール~お菓子放浪記』の初日舞台あいさつがテアトル新宿にて行われ、出演者のいしだあゆみ吉井一肇早織近藤明男監督、鳥居明雄(ゼネラル・プロデューサー)が登壇。舞台あいさつでは被災地への黙とうもささげられた。

映画『エクレール・お菓子放浪記』場面写真

 先月行われた同作の舞台あいさつでは、被災したロケ地を思い涙を流していたいしだ。しかし、この日は気丈な姿を見せ、本作で演じている強欲な女性について「(脚本も担当した監督は)私をイメージしてお書きになりました。ということはわたしにピッタリ?」と冗談めかして盛り上げる場面も。「すごいんです。金・金・金! もう何でもお金!」と強欲っぷりには開き直って演じたといい、「でも時代が今じゃないんですね。戦後すぐですから。私昭和23年生まれですけど、なんとなくこういうおばあさんいた気がします」と戦後への共感も語っていた。

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 一方、主人公を演じた吉井は本作が映画初出演となる小学6年生。劇中では義母役のいしだとケンカするシーンもあり、「『本気でケンカするんだから本気でぶつかってきなさい』と教えていただきました」とハキハキとコメント。「本当にそうしないとお芝居にならないって初めて分かって、すごいことを教わったなって思ってうれしかったです」と振り返ると、優等生のような丁寧な口調に登壇者も思わず絶賛。司会者から「学校でもそうなの?」と聞かれると「いえ、言われないです、普通です」と謙遜しきりで固まってしまったが、いしだから「今日はジーンズ破いたりしていますからね」とクラッシュジーンをちゃかされるとはにかむ姿もみせていた。

 その後、舞台あいさつでは吉井が劇中でも歌う「お菓子と娘」を熱唱。透明感ある歌声で歌い上げ、会場を感動に包んでいた。

 映画『エクレール~お菓子放浪記』は、小説家・西村滋の自伝的小説「お菓子放浪記」を映画化した感動作。孤児の少年アキオ(吉井一肇)が、お菓子へのあこがれを胸に、さまざまな人々との出会いと別れを繰り返しながら戦中と戦後の混乱期を生き抜く姿を映し出す。(取材・文:中村好伸)

映画『エクレール~お菓子放浪記』は全国公開中

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