トム・ハンクス、10年越しの訴訟で敗訴
建築会社相手に10年もの歳月をかけて裁判で争ってきたトム・ハンクスが敗訴した。
10年前、トム・ハンクスと妻のリタ・ウィルソンは、アイダホ州の有名スキー・リゾートに豪邸を建築したが、工事に重大な不備があったとして残額の200万ドル(約1億6,000万円)の支払いを拒否。このため、建築会社ストーリー・コンストラクションはトムの家を差し押さえるという事態に発展した。その後、トムは残金を支払ったものの欠陥住宅であると主張し、調停を申し立て、損害賠償金として300万ドル(約2億4,000万円)の支払いを建築会社に求めていた。(1ドル=80円)
10日間にわたる審問の結果、裁判官は建築会社に非はなかったと判断。トムは裁判にかかった費用の全額を負担するよう言い渡されたという。ストーリー・コンストラクションの弁護士は、トムとリタの行動は不当で、多額な資金を持っているのをいいことに建築会社に濡れ衣を着せてつぶそうとしたとコメント。一方、トム側は、欠陥住宅であるという主張は変えていないが、家を建ててから長い時間が経過していることで、住宅の問題箇所が建築会社の責任によるものであることを理解してもらえなかったと言っている。(BANG Media International)