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『パイレーツ・オブ・カリビアン』がV2で独走態勢に!『プリンセストヨトミ』『ブッダ』も初登場で好発進!!

映画週末興行成績

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『パイレーツ』の勢いは止まらず! 新作邦画2作品も健闘!
『パイレーツ』の勢いは止まらず! 新作邦画2作品も健闘! - (C) Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.

 今週の国内動員ランキングは『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命(いのち)の泉』の勢いが際立ち、2週連続で首位を獲得した。土日成績は動員70万9,209人、興収11億1,308万9,750円。週末の悪天候にも関わらず、ファミリー層を中心に集客し3Dの動員がアップ。土日2日間興収の前週比は92%と好調をキープした。全国800スクリーンという拡大公開となる本作。公開10日間の累計動員は235万4,111人、興収36億670万4,050円となった。

映画『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命(いのち)の泉』写真ギャラリー

 2位には堤真一綾瀬はるからが出演する『プリンセス トヨトミ』が初登場ランクイン。全国277スクリーンの公開となり、初日2日間の成績は、動員が23万4,391人、興収3億596万3,800円という好成績。配給元の東宝は「興収20億円突破に向けて大ヒットスタート!」とコメントしている。男女比は49対51、年齢別では50代がもっとも高く28.4パーセント、次いで40代が24パーセント、20代が18.3パーセント、30代が16.3パーセントという結果となり、大人の観客に支持を集めていることがうかがえる。また、本作の鑑賞動機として、「大阪の映画だから」が16.1パーセント、「堤真一が好きだから」が14.9パーセント、「綾瀬はるかが好きだから」が12.7パーセント、そして「歴史ものが好きだから」という意見も10.1パーセントとなった。奇想天外なストーリーと、キャストを効果的にアピールしたプロモーションがヒットを導き出したようだ。

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 続く3位も初登場で、堺雅人吉永小百合吉岡秀隆ら豪華声優陣が参加するアニメ映画『手塚治虫のブッダ 赤い砂漠よ!美しく』。全国279スクリーンで公開され、初日2日間の成績は動員12万5,194人、興収1億3,792万1,400円となった。劇場には手塚治虫ファンと思われる高年齢層のみならず、子ども連れのファミリー層も多く訪れるなど、幅広い客層にアピール。ブッダという人物の一生をエンターテインメント色豊かに描き出したことが今回のヒットにつながったようだ。本作は全3部作の第1部となり、続く第2部、第3部に向けて幸先のいいスタートとなった。

 4位の『ブラック・スワン』は2ランクダウンとなっているが、高い評価が口コミが広がっているようで、「30億円も狙える」と見る向きもある。公開4週目を迎える『岳 -ガク-』は5位でこちらも2ランクダウンだが、累計動員が105万8,448人、累計興収が12億7,548万5,920円とやはり好調さをキープしている。マット・デイモン主演のサスペンス・アクション『アジャストメント』は6位に初登場。初日2日間の動員は11万3,570人、興収は1億4,092万3,400円という結果となった。続く7位は『名探偵コナン 沈黙の15分(クォーター)』が7週目を迎え、動員250万人、興収30億円を突破。

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 8位の『GANTZ:PERFECT ANSWER』、9位の『八日目の蝉』はそれぞれ3ランクダウン。『八日目の蝉』はレディースデーを中心に女性層に好評で、累計動員が90万4,216人、累計興収が10億7,052万1,000円を突破している。公開6週目となる『阪急電車 片道15分の奇跡』は10位と3ランクダウンだが、動員70万人を突破している。公開7週目となる『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ黄金のスパイ大作戦』は11位と惜しくもベストテン圏外に落ちてしまったが、『しんちゃん』がなくとも、今週はベストテン内に5本の東宝作品が入っており、相変わらずその強さを見せつけている。

 今週末は『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら』『パラダイス・キス』などの作品がベストテン入りを狙う。その他、『レイキャヴィク・ホエール・ウォッチング・マサカー』『軽蔑』『光のほうへ』『くノ一忍法帖 影ノ月』といった作品が公開予定となっている。(ランキングなどは興行通信社調べ)(取材・文:壬生智裕)

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