人種の壁を破ったメジャーリーガー「ジャッキー・ロビンソン」映画化
人種の壁を破りメジャーリーグに改革をもたらした、野球選手ジャッキー・ロビンソンさんの伝記映画を企画しているとレジェンダリー・ピクチャーズが発表した。同社はこのほどジャッキー・ロビンソン財団と未亡人のレイチェルさんとの契約が成立。映画『グリーン・ゾーン』『ロビンフッド』『ミスティック・リバー』などの脚本家として知られる、ブライアン・ヘルゲランドが、同作の監督と脚本を兼任するという。
ロビンソン選手は、アルフレッド・E・グリーン監督による映画『ジャッキー・ロビンソン物語』に本人役で出演したことも。第一回大リーグ新人王に輝き、ブルックリン・ドジャースの優勝に貢献。背番号の「42」は、メジャーリーグ全球団の永久欠番になった(※ヤンキースのマリアノ・リベラ選手が、大リーグ全球団で最後の背番号42)。ちなみに4月15日はジャッキー・ロビンソンの日に制定されている。製作会社のチェアマンは「偉大なるジャッキー・ロビンソンの功績を映像化し世界に届けられる機会を得たことを光栄に思います。野球史における彼の存在は唯一無二であるからこそ、真のアメリカン・ヒーローの姿を伝えたい」と真摯にコメント。
ロビンソン選手の映画化はハリウッドで長年企画されてきた念願の題材。これまでにもスパイク・リー監督がデンゼル・ワシントン主演で企画したこともあり、ほかにもロバート・レッドフォードが企画を温めているという。なおロバートは、元プロ野球選手で後に球団経営者となりロビンソン選手と契約を交わしたブランチ・リッキーを自身が演じる方向で現在も企画を進めている。先陣をきったヘルゲランド監督版の続報に期待したい。(南 樹里)