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西田敏行が感涙!水前寺清子が「三百六十五歩のマーチ」を歌いながら初日にサプライズ登場!

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水前寺清子が「三百六十五歩のマーチ」を軽快に熱唱!西田敏行は感涙!
水前寺清子が「三百六十五歩のマーチ」を軽快に熱唱!西田敏行は感涙!

 11日、映画『星守る犬』の初日舞台あいさつがTOHOシネマズ日劇にて行われ、主演の西田敏行玉山鉄二川島海荷瀧本智行監督が登壇。劇中で西田演じる主人公が、水前寺清子のヒット曲「三百六十五歩のマーチ」を口ずさんでいることから、この日は水前寺本人が同曲を歌いながら登場するというサプライズ演出が行われ、西田は感激のあまり涙を流していた。

映画『星守る犬』写真ギャラリー

 東京から福島、宮城、岩手、青森を経て北海道まで、余命わずかの“お父さん”(西田)と飼い犬のハッピーの旅を情感豊かに描く本作。ロケ地となった宮城県の東松山市、福島県のいわき市は映画の完成後に東日本大震災が発生し、甚大な被害を受けてしまったという。主人公の“お父さん”を演じた西田は「今日は、東日本大震災から3か月となります。被災された東北のみなさんにお見舞いを申し上げたい気持ちでいっぱいです」と被災地への思いを吐露。そして映画を見終えて泣き顔の観客に「泣いた? ありがとう」と語りかけ「この映画は40年近い俳優のキャリアの中でも宝物のような、大事な大事な作品です!」と胸をはった。

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 また、“お父さん”の旅の軌跡をたどりながら、やがて自分自身の人生を見つめ直していく市役所の福祉課職員・奥津役の玉山は「(ロケでは)たくさんの東北の方々にお世話になりました。みなさんが、この映画で東北を目に焼き付けていただいて、より復興が進めばうれしく思います」とやはり被災地への思いをコメント。そして、玉山ふんする奥津と一緒に旅をする孤独な少女・有希を演じた川島は「この映画はロードムービーですが、わたしたちも旅気分で撮影していて楽しかったです!」と笑顔で撮影を振り返っていた。

 そして、トーク中盤に、水前寺清子が「三百六十五歩のマーチ」を歌いながら登場すると登壇者たちはびっくり。水前寺が壇上にあがると、西田も感激の涙を流しながらノリノリで一緒に歌う場面もあった。さらに、歌い終わった水前寺から西田に、一足早い父の日のプレゼントとして花束も贈られ、西田は「もううれしくて、感動の涙があふれてきました。“お父さん”をやって良かったです!」と喜びを爆発させていた。

 『星守る犬』は村上たかしの同名人気コミックを実写映画化した感動作。時代の波に翻弄(ほんろう)された男と犬の旅路を通して、不況、熟年離婚、無縁死など、現代が抱える問題に切り込みつつ、人間が持つたくましさ、人と動物の間に育まれた愛情などを描く。山中に放置されたワゴン車から死後半年を経過したとみられる男性(西田)と、死後ひと月の犬の遺体が発見され、市役所の福祉課職員(玉山)が偶然出会った少女(川島)と共に、生前の彼らの足取りを追う筋立てとなっている。

映画『星守る犬』は6月11日全国公開

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