忍成修吾、佐藤浩市も出演の4時間38分の映画『ヘヴンズ ストーリー』北米、中南米、オーストラリアなどの世界配給が決定!
今年、ベルリン国際映画祭にてダブル受賞(国際批評家連盟賞、NETPAC賞)を果たし、その後、世界各国の映画祭で次々と連鎖的に上映されている『ヘヴンズ ストーリー』が、先月行われたカンヌ映画祭での商談にて北米、中南米、オーストラリア、ニュージーランドでの世界配給が決定した。
4時間38分という長尺にも関わらず、世界のバイヤー達から水面下で注目を浴びていた結果、今回の複数国との契約に至り、自主製作として立ち上がった本作の製作関係者は国内外での予想以上の展開に喜びを隠せない状況となった。なお、瀬々敬久監督は、6月24日から台湾で開催される台北映画祭にて、ヤングコンペティション部門での審査員を務めることになっており、同時に本映画祭のパノラマ部門にて『ヘヴンズ ストーリー』はじめ「ユダ」「DOG STAR ドッグ・スター」「トーキョーxエロティカ痺れる快楽」「肌の隙間」などの瀬々作品5本の特集上映が予定されている。
6月11日からはユーロスペースにて凱旋上映も予定、瀬々監督の強い意向を受けての”今後DVDを発売しません、映画館に観に来てください。”というDVD封印宣言を行うなど、今回の世界配給決定も含めて、製作者達の強い意志が貫かれた結果となった。今後も全国各地の映画館で上映を予定しながら、海外の映画祭でも継続的に上映が予定されている。全国の上映スケジュール等は、公式サイトにて随時アップされる予定だ。(高松美由紀)