桜庭ななみ、DVDには恥ずかしい号泣シーン!父の日を前に恩師へ手紙のプレゼントも!
15日、映画『最後の忠臣蔵』のブルーレイ&DVDリリース記念イベントが山野楽器銀座本店で行われ、同作品に出演した桜庭ななみが、父の日を前に恩師でもある本作の杉田成道監督に手紙を読み上げた。このサプライズ演出には杉田監督も感動しきりの様子だった。
本作で桜庭は見事にヒロインの可音を演じきり、ブルーリボン新人賞を受賞するなど数々の高い評価を受けた。日本が誇る名優・役所広司や佐藤浩市ら俳優陣、そして杉田監督に囲まれた本作の撮影を振り返った桜庭は「クランクインの1か月前からいろいろなアドバイスをいただいた。すごく難しかったが、監督に丁寧に指導してもらい、役所さんや佐藤さんのいる現場で一緒に作り上げたのが『可音』になっているんじゃないかなと思います」と監督や共演者へ深い感謝を表していた。
杉田監督は桜庭に出会う前に「可音をどういう人が演じるかで作品のタッチがまるで変わってしまう。宮沢りえや吉永小百合や夏目雅子が出てきたときみたいな人はいないの? とスタッフに言ったら『いるわけありません』って言われました」とキャスティングに頭を悩ませていたことを告白。そこへスタッフが桜庭の写真を持ってきたそうで、「写真を見た瞬間、この人にしましょうという感じがありました」と直感で桜庭をキャスティングし、実際に演技を見て「こんなふうになれるの? ってビックリして、(桜庭が)本当の可音に見えました」と大絶賛した。
この日のイベントでは、今週の日曜日に控えている父の日にちなみ、桜庭が恩師である杉田監督に手紙が贈るというサプライズも。桜庭の読み上げる手紙にじっと聞き入っていた杉田監督は、「孫からプレゼントされた気持ちですね。うれしいです」と感無量の表情。「一人の女優が大空に羽ばたいていく感じがある。やがてわたしの手の届かないところに行っちゃうんだろうな、と思いながらもうれしいですね」とその成長ぶりには目を細めていた。一方の桜庭は、初日舞台あいさつで、杉田監督から手紙を贈られて号泣した経緯があるだけに、逆サプライズの成功にご満悦の様子。「(DVDには)初日舞台あいさつの恥ずかしい映像も入っているので楽しんで観てください」とチャーミングに作品のPRを行っていた。
映画『最後の忠臣蔵』は、赤穂浪士の吉良邸討ち入り事件で大石内蔵助率いる四十六士が切腹して主君に殉じた中、ひそかに生き残った二人の男の知られざる物語を描いた作品だ。(肥沼和之)
『最後の忠臣蔵』ブルーレイ&DVDセット豪華版は6月15日発売 価格: 5,480円(税込み)DVDのみも同時発売