中村獅童、「結婚も悪くない」と本音をぽろり 10年ぶりの女形には「美しい」と自画自賛!
17日、舞台「淋しいのはお前だけじゃない」の公開げいこが赤坂ACTシアターで行われ、主演を務める中村獅童が約10年ぶりとなる女形を披露したほか、タイトルにちなんだ「さびしいですか?」という質問には「さびしいですよ。すべてが満たされることはないですから」と胸の内を告白した。
「淋しいのはお前だけじゃない」は1982年に放送された同名ドラマの舞台化作品。子どものころにドラマの大ファンだったという中村は「役者仲間と昭和のドラマの話をしていると『淋しいのはお前だけじゃない』が必ずキーワードとして出てくるので、演じることができてうれしい。出演するより客席からこの芝居を観たいな」と喜んでいる様子を見せた。また本作には中村が約10年ぶりに女形を披露するシーンがあるが「うちのお袋を知っている人はそっくりだって言いますね」としみじみ語り、「美しいですよ」と笑いながら、自画自賛していた。
これまで多くの浮名を流してきた中村は、本作のタイトルにある「淋しい」とはあまり縁がないようにも思えるが「さびしいですよ。すべてが満たされることはないですから」と意外な本音を告白する一幕も。「パートナーという意味だけではなく、役者はどこか満たされないことがある方がいいんじゃないかな」と独自の役者論を展開させつつも、結婚の可能性については「それも悪くないですね」と意味深長なコメントを残した。
「淋しいのはお前だけじゃない」は、サラ金で働くしがない男が、借金返済のために大衆演劇の一座を立ち上げるという人情物語。ドラマ版で主演を務めた西田敏行が声の出演を果たしているほか、歌に踊りにロックに歌舞伎など、多くの見どころが詰まっている作品だ。(肥沼和之)
舞台「淋しいのはお前だけじゃない」は6月17日~6月26日に赤坂ACTシアターにて上演 ほか地方公演あり