元神奈川県知事が吉本興業に所属表明!「後輩」として、若手のパシリも余裕!?
16日、吉本興業株式会社東京本部において、今年4月まで神奈川県知事を務めた松沢しげふみ氏の吉本興業所属会見が行われ、松沢氏が表明したほか、事務所の大先輩となる西川きよしとの対談を行なった。またこの日は、キム兄こと木村祐一が会見の司会を務めるなど、所属芸人が「先輩」として松沢氏にエールを送った。
お笑い芸人をはじめ、多様な芸能人が所属する吉本興業だが、都道府県知事経験者の所属は初めてとのこと。知事職を退いた後、何をするべきかと考えていたという松沢氏は、吉本興業が展開する、吉本芸人が全国47都道府県に引っ越して、地域を活性化する「あなたの街に“住みます”プロジェクト」に共感。何か手伝えることがあるのではと、所属を決心したという。松沢氏は、政治家としての活動は続けるが、しばらくは充電期間として、「これまでの『政治家』松沢しげふみとしてではなく『人間』松沢しげふみとして色んな地域を回って、笑いをつくる。そして日本を元気にしていきたい」と決意を語った。
この日は、松沢氏の「政治家としての大先輩として、ぜひともあいさつをしたい」という要望により、事務所の大先輩ともなる西川きよしが登壇。かつては西川が参議院議員、松沢氏が衆議院議員として国会で顔を合わせていたという2人は、感無量の様子で握手を交わす。西川は、松沢氏が、これまでとは勝手の違う、吉本興業に所属することに「これからの人生に、すごくプラスになるはず」と決意を称賛した。
その後の対談では、吉本の進める、地域活性のためのエリアプロジェクトでの活動が中心になるとしながらも、「お笑いの世界は始めて、お笑い芸人ではないけれど、いろいろなことに挑戦したい」という松沢氏に、西川が、新喜劇をはじめ「すべらない話をはじめ、いろんな番組にも出ていただきたい」と語ると、「娘が好きなんです。木村さんの大ファンなんですよ」と意欲を見せる松沢氏。そこで木村から「早速披露してもらえるんですか?」と振られると、「政治家をやっていたので、『すべる』とかはまずいんですよ。だから、今日はやめておきます」と苦笑しながらかわしていた。
また、この日は全国に散らばった「地元に住みます芸人」たちから、ツイッターを通して、質問を受け付けることに。松沢にとっては、「先輩」となる若手芸人から「パンを買いにいっていただけたりするのでしょうか?」とパシリ要望の質問がされると、もともと体育会系出身だという松沢は「一年目、フレッシュマンなので、先輩たちには尽くします」と即答。新人のころを振り返った木村から「あんぱん『みたいなもの』を買ってこいとか言われますよ」と言われても「何だって買いますよ。5種類くらい買ってくれば大丈夫でしょ?」と後輩としての覚悟を語っていた。(編集部・入倉功一)