17人同時にロシアン・ルーレットの超絶緊張感!ジェイソン・ステイサムが出演を熱望したワケ
17人の男たちによる100万ドルの賞金を賭けたロシアン・ルーレットを緊張感たっぷりに描くサスペンス・スリラー映画『ロシアン・ルーレット』が今週末公開される。出演はジェイソン・ステイサム、ミッキー・ロークという大スターのほか、映画『コントロール』の演技が高く評価されたサム・ライリーが主演を務める。
1から17までの番号をつけたTシャツを着た男たちが一丁ずつ銃を手にとり、1発ないし2発を弾倉に込め円になり、前の男の後頭部をめがけて引き金を引く。生存者1名になるまでのサドンデス・ゲームの緊張感はハンパではない。それぞれがそれぞの事情や思いで参加するプレイヤーに、オーディエンスは高額な金額を賭けていく。
ジェイソン・ステイサムは、自らの兄をプレイヤーにし、金を賭ける謎の男を演じる。本作はサンダンス映画祭で審査員大賞を受賞、ブラッド・ピットなど並みいるハリウッドの大物たちがリメイク権の獲得を熱望した映画『13/ザメッティ』のリメイク作品。ジェイソンが数多くの作品オファーの中から本作に出演を決めたのは、「フランス語で撮った白黒のオリジナル版が送られてきて、僕はそれを見て衝撃を受けてしまった」からだと言い、「大物のレイ・ウィンストンやミッキー・ロークが出演を決めた。とにかく出演したかったよ」と出演を熱望するまでに至ったという。そうして出来上がった本作は、オリジナルの『13/ザメッティ』の緊迫感をハリウッドならではの演出でグレードアップし、エンターテインメント作品として完成度の高いものに仕上げている。ジェイソンと主演のサム・ライリーとの間の無言の緊迫感もまさに息をのむ、演技派にしかできない行間を読ませる演技だ。
恐ろしい緊迫感の中で、プレイヤーと一緒に引き金が引かれる瞬間に観客は思わずスクリーンに目が釘付けになってしまうという体感ムービーでもある本作。お気に入りのプレイヤーに感情移入しすぎないように注意だ。(編集部・下村麻美)
映画『ロシアン・ルーレット』は6月18日より、新宿ピカデリーほか全国にて公開