俳優・草刈正雄、舞台に駆け上がりさっそうと登場!!「二枚目って思われたくないんだ」とダンディに告白!?
![草刈正雄のコメディーセンスに、笑いをこらえきれない! 和央ようか](https://img.cinematoday.jp/a/s0rCR6z191X8/_size_640x/_v_1308382085/main.jpg)
18日、シネマート新宿にて映画『歌う!ヒットマン3D』の初日舞台あいさつが行われ、主演の草刈正雄と共演で元宝塚歌劇団男役トップスターの和央ようかが登壇。芸能生活40周年を迎えた草刈に和央が祝福の花束を贈ると、草刈は「涙もろいけど、これには泣かないな」と粋なコメントで花束を受け取った。
草刈といえば還暦も近い誰もが認める二枚目スターだが、この日は劇場横の扉から入場するとさっそうと舞台に駆け上がり、まだまだ現役でアクションをこなせる身の軽さを証明。本作は草刈にとって映画『0093 女王陛下の草刈正雄』に続くコメディー作品でもり、マイクを握るやいなや「落ち込んだり、自分に自信が持てないときとかこの映画を思い出してください。草刈は二枚目とか言われていますけど、草刈馬鹿だったんだ、って安心してください」とリップサービスで会場を沸かせた。
また、若い頃から二枚目と思われるのが嫌だったとも振り返り、「昔からレッテルを貼られるのがすごく嫌で、いい意味で裏切っていきたい思いがありました。若い頃から思いっきり壊していきたいって思っていて、だいぶ崩してきましたね。若い頃「華麗なる刑事」ってドラマやっていましたけど、ちっとも華麗じゃなくてプロデューサーを泣かしたりしていました」と冗談めかしながらも日本中の男子がうらやむようなセリフをさらり。
そんな草刈の役者としてのすごさを肌で感じたという和央は「(最初は)今まで想像していた通りノーブルな方でしたけど、本番になると人が変わったみたいにテンション上がるんですよ」と撮影中のスイッチの切り替わりを大絶賛。その後のフォトセッションでは、草刈がカメラマン一人一人に向かっておかしなポーズを披露するサービス精神を発揮し、和央も思わず爆笑するなど終始草刈節をさく裂させていた。
映画『歌う!ヒットマン3D』は伝説のすご腕ヒットマン・JK(草刈正雄)が、セクシーな女性にポップな歌を歌い踊り続けなければ死んでしまうという世にも恐ろしい薬を飲まされ、解毒剤を手に入れるために巨大な組織と対決を繰り広げる奇想天外なミュージカル・コメディー。(取材・文:中村好伸)
映画『歌う!ヒットマン3D』は公開中