Eストリートバンドのサックス奏者クラレンス・クレモンズさんが死去 ブルース・スプリングスティーンがコメント
ブルース・スプリングスティーンのバンド、Eストリートバンドのメンバーで、サックス奏者のクラレンス・クレモンズさんが、脳卒中の合併症で亡くなったことがハリウッド・リポーターによって明らかになった。
クラレンス・クレモンズさんは、1週間前にフロリダの自宅で脳卒中に陥り、その後病院で2度の手術を受けたそうだが、18日に69歳で亡くなってしまったようだ。
クラレンスさんはヴァージニア州のノーフォークに生まれ、アルトサックスの演奏を9歳から始め、1972年からスプリングスティーンのバンド、「Eストリート・バンド」のメンバーに加わり、スプリングスティーンのデビュー・アルバム「アズベリー・パークからの挨拶」から演奏を披露した。
スプリングスティーンと組んだ中で、クラレンスさんのサックス演奏が輝いている曲の中には、「サンダー・ロード」「ボーン・トゥー・ラン」「ジャングル・ランド」「バッドランズ」「ダンシング・イン・ザ・ダーク」などがあった。
今回のクラレンスさんの訃報を聞いたボスこと、スプリングスティーンは「クラレンスは素晴らしい生活を送った。彼は素晴らしい家族を作った(Eストリート・バンドのこと)。彼はサックスを愛してやまず、ファンのためにステージに立つたびに全てを出し切っていた」とコメントを残している。
”ザ・ビッグ・マン”とのニックネームで呼ばれていたクラレンスさんのご冥福をお祈りしたい。(細木信宏/Nobuhiro Hosoki)