シリーズ総決算!『ハリー・ポッター』最後の予告編が解禁 壮大な人間ドラマを感じさせる仕上がりに
10年に及ぶ人気シリーズを締めくくる映画『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』の最後の予告編映像が解禁された。赤ん坊のハリー・ポッターを映したところから始まる本予告編は、同シリーズが単なるファンタジーではなく、第1作ではまだあどけなかったハリー・ポッターが、少年から青年へと成長していく過程を追った人間ドラマであることを改めて伝えてくれる仕上がりとなっている。
今回解禁された予告編は、赤ん坊のハリーと母親、そしてまだホグワーツ魔法魔術学校に入学したばかりのハリーの姿から始まる。まだあどけないその顔立ちは、本作に至るまでの10年間という時の長さと重みを伝えるのに十分であり、本作がシリーズを完結させる作品であることをひしひしと感じさせる。そして映される現在のハリーは、今や立派な男の顔に。10年に及ぶシリーズが、ファンタジー世界を背景にした一人の少年の成長物語であったことを思い出させてくれるのだ。
シリーズ第1作から本作に至るまで、ハリーには友情や恋愛といった思春期に付きものの出来事だけでなく、親しい人や恩師の死といった苦難も訪れた。予告編の中でハリーがつぶやく「誰も死なせたくなかった」という言葉は、これまでのシリーズを一緒に追ってきたファンであれば、なおさら重い響きを持って胸に迫ってくるはず。だがヴォルデモートとの決戦に臨むハリーを支えてきたロンやハーマイオニーをはじめとする仲間たちの勇姿も予告編にはとらえられており、ハリーが得たものの貴さもまた感じさせる。この予告編を観た後では、これまでのシリーズを観返したくなるというファンがいても不思議ではないほどの出来栄えとなっている。
また、予告編解禁と共に、ハリーと宿敵ヴォルデモートの戦いを描いた最新ビジュアルも公開された。こちらも、シリーズ最大規模のアクションシーンが見どころの一つとなっている本作の一端をうかがわせる仕上がりで、ファンはもう公開まで待つのもじれったいほど? 最新予告編は今週末の6月25日から全国の主要劇場で上映される。(編集部・福田麗)
映画『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』は7月15日より丸の内ピカデリーほか全国ロードショー(3D/2D)